lament ページ24
ru side
1人でテレビを見ながら夕飯を食べる
それがこんなにも辛いだなんて
初めて知った
温度差、というのだろうか
昼間は目黒くんと楽しく過ごした
テレビ見て笑いあったり
ご飯を一緒に食べて幸せを満喫したり
とってもあたたかかった
そして今は独り、
無機質なテレビの音
カチャカチャと鳴る食器の音
それらがやけに、
僕を哀しくさせた
とってもさむくて
風邪を引きそうだった
また、
独りぼっちだ
涙が溢れそうになるのを
ぐっ、と堪えて
ベッドに潜り込んだ
いい夢見れますように
なんて願いながら
___お前なんか要らねぇんだよ
汚物を見るような目でそう吐き捨てるのは
目黒くん
___お前のせいで死んだんだよ
憎しみを抑えきれない口調で僕を責めるのは
お兄ちゃん
___お前なんか産まなきゃ良かった
まるでロボットのような光の無い目で呟いたのは
お母さん
やめてっ
お兄ちゃんまで
目黒くんまで
僕を責めないでよっ
もう苦しいんだ
辛いんだ
十分苦しんだから、
もう許して
もう助けて…
、
、
、
、
ru「……………夢、か」
最悪だ
いい夢見れますようにって、
ちゃんとお願いしたのに
よりによってこんな夢だなんて
やっぱり神様なんていないんだ
lament…嘆き
〜追記〜
今までは目次は数字だったと思いますが、
英単語に変更させて頂きました
内容の変更はないので
そのまま読み進めて頂いて結構です

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作者名:Nana* | 作成日時:2021年1月11日 23時