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mg side
あれから、
窓の外を見ると雪は止んでいた
その代わり、
眩しすぎる程に輝いた太陽が昇ってきていた
…もう朝か
あの後は一睡も出来なかった
青年は夜中魘されてるし、
まぁ寝てないのは慣れてるから良いんだけどね
ところで
あの青年はもう話せるのだろうか
話せるならさっさと話して欲しい
そして胸の中のわだかまりをとかしたい
そして早く死んでしまいたい
寝室を開けると、
あの青年は、
昨晩とは打って変わって幸せそうな顔で眠っていた
mg「起きろ、」
苦しかった
何故だか分からないけど、
苦しかったんだ
この青年の幸せそうな顔を見るのが
ru『…………ぇ、、、!?』
青年は明らかに動揺していた
ru『……なんで、、、僕、、ここに……?』
何て言うから
昨日あったことを全て話した
すると青年は大事なことを思い出したようにポツリ、と呟いた
おなじ、
と
そうだ、
俺はこの青年と、何かが同じだと思ったんだ
何だ?
何が同じなんだ?
背、?
性格、?
声、?
その答えは、
賢い俺でもそう簡単に出てくるものではなかったと思う
次に口を開いたのは青年の方だった
ru「…あの、しばらく僕を、此処に置いてくれませんか……?」
regret…後悔

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作者名:Nana* | 作成日時:2021年1月11日 23時