転生したら三浦ハルの姉に!?・・・って ちょーモブだから出番なくね? part6

「うぷぷぷぷっ」ツ「えーっと、本日の被害者は…」獄「電光のγだそうですよ十代目!」山「ああ、あのバチバチしてた奴か!」ツ「バチバチって…まぁ、あってるけどさ」獄「ん?こりゃ…」ツ「どうしたの獄寺くん?」獄「それが、見てくださいコレ…」山「ん?コイツって…」ツ「え、ええええ!?次のユキさんの被害者ってあの人なの!!?」山「ははっ、すっげー」獄「笑い事かッ」 ページ48

太陽光を遮る森を、木々に飛び乗ることで素早く突き進む

んお？ 前方にウサギをはっけーん



『お土産が増えたな』



相も変わらず懐に仕入れている団子の串を3本取り出し、構える



『よっ、と』



ん、上出来！

殆ど血に汚れていないキレーなウサギ3羽を幻覚で作っておいた背の籠に入れ、再び森を駆け抜けていると、どんどん森が深くなっていく

常人ならばここらで諦めて引き返すんだろうけど…実はこの先にアジトがあるんだ

【アジトに辿り着ける奴はなかなかいねーだろーな。この森全体に幻術かかってるみてーだし】



『あった』



お土産その1である上等なワイン1樽を肩に担ぎ、洒落た黒い門前に着地

う〜ん、いい空気だー

【拳銃を構えられてそう暢気にできるおまえの気がしれねーんだけど！？】

だって1ミクロも負ける気しないし？



『どーも。三浦ユキでっす』



なになにキミ達新人くんかい？

ひとりは…ぷっ、ガングロだ、いかついガングロ。剃ってるのかなんなのか、ハゲてるね

もう片方は、って暗！ ナニソレ、キミってばそんな長い前髪で前方見えてんの？

【いつの間にジッリョネロは面白い人材を取り入れたんだ…ぶふっ】



「何者だ貴様！」

『だーから、三浦ユキだって』

「その樽は何だ！ 爆破物か！？」

『ワインだよ、飲む？』



普通に返事してあげたら何故か激怒されたんだが

暗い子は構えたままダンマリだし



『はぁ…呼ぶしかないか』



ハーイ、大きく息を吸ってぇー…



『ガーンーマく――ん！！ キミの大事な秘密をバラされたくなかったら出て来ぉい！！』



森から小鳥たちが慌てて飛び立っていった

あれ、そんなに煩かったかな



「待ぁああてぇぇぇえええええ！！！」



あ、屋敷の方から噂のγくんが全速力で走ってくる

なにあれコワイ、ホラーかよ



「ユキぃぃぃ！！ 早まるなあああ！！ 頼むから待ってくれっごほごほっ」

「ア、アニキ！？」



あーあー、咽てるよ

仕方ないな、やっさしーユキ様が助けて進ぜよう






バシッバシッ






『ダイジョーブー？』

「い"ってえ！！ ワザと強く叩くなユキッ」

『……あっのねー、γってばアリアがねー』

「ちょっ！？ 頼むから口閉じてくれ！！」

『アリアのことがねー』

「ああああー！！ もう許してくれ！！ アイスでもなんでも奢ってやるから！！！」



涙目のγとかキモチワルイからもうからかうの止めよっと

【なんて理由だよ…】

「ガビーン!」炎「どうしたんですか?」「う、う、う、占いの結果が…!!」ｱｰﾃﾞﾙ「1週間後、あなたにとって今世紀最大の危機が訪れるでしょう…ふむ」炎「えっ、それってユキさんに危険が迫ってるってことかな…?」紅「三浦ユキの前では皆ゴミクズも同然だろう!結局あの女はバカ力を持って…ぐふぅ!?」「アッハッハー…凍れ」紅「結局ぅ!!?」炎「あ…」ｱｰﾃﾞﾙ「ユキならなんとかなるでしょう。ほっときましょう」炎「えっ」「いぃやああ!!見捨てないでアーデルちゃ――ん!!!」→←「次回からは〜」ユ「りょこーへん!!ですっ」真「一週間だけだけどね」「まずはどこに行こうかなぁ」真「とか言いつつ、ユキお姉ちゃんの中ではもう決まってるんでしょ?」「さっすが真美ちゃん分かってるー!!」ユ「わたしにもあいにきてくださいねっ?」「ずっきゅん!!」真「大丈夫だよユニ。ジッリョネロには絶対に来るから(そしてきっと何かやらかして帰っていくんだ…!)」

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