転生したら三浦ハルの姉に!?・・・って ちょーモブだから出番なくね? part6

「うふふのふー」γ「なんだ、機嫌がいーじゃねーか」「次回からはいつものハイテンションなユキちゃんに戻るよ!!」γ「…おー」「そこ、ちゃんと拍手するっ」γ「はいはい。ま、ボスはユキが来るのを楽しみにしてるみてーだからな、さっさと来い」「命令すんなし!お土産に上等なワインでも持っていくか」γ「まじか。オレにも飲ませろ」「ええー!?」 ページ45

眩しい朝日が白いカーテンを通して室内を照らす

とある病室の窓辺で眠るのは柔らかそうな黒髪に青白い顔を沈ませたユキ

その枕元に座りながら、思念体姿の雪兎はゆっくりゆっくり頭を撫でる



『…ん…』



雪兎の方に寝返りをうったユキは気だるげに瞼を押し上げた

薄青の双眸にはやはり、真白い可憐な花が浮ぶ



【…はよ、ユキ】



頭に乗せていた手を下ろし、そっとユキの表情を窺う

雪兎の姿を捉えたユキは目を見開き、それから急いだ様子であたりを見まわした



『びょー、いん…？』

【そうだ。アリアと…γ、つったか？ おまえのために手配してくれたんだよ】



はぁーっ、大きく息を吐いたユキは俯き、ちいさな声で再び問いかける



『…アリア、は？』

【帰ったよ、イタリアに。おまえの大空から伝言を預かってんだ…また会いに来て、って】

『っ……うっ、く…』



ぽたり、ぽたり

薄青から零れた涙がシーツに灰色の跡をつけていく

両手のひらで瞳を押さえつけたまま、嗚咽を漏らすユキ



『こ、こわかった……っひ…』

【それは…はじめて人を殺してしまったからか？】

『ちっ、ちがう…わた、私がこわかったのは……』



あの時、アリアが死んじゃうと思った

リング争奪戦の時期にアリアが並盛中の校庭にいるのも、未来を視たと言って日本へ渡って来たのも、私がいるから

私があれこれ介入していったりしてるから原作が少しずつ崩れてて……私の、所為なのに…

こわかった

目の前でぼろぼろと原作が崩壊していくのを見て、
アリアが死んじゃうのを、原作が崩壊しちゃう、なんて変換した自分が一番こわかった



『あんなこと考えるなんて…やっぱり、私はバケモノなんだよっ…』



ぎゅうとシーツを握り締めるユキの手を引っ張り、雪兎は無理矢理ユキと視線を合わせた

はらはらと涙を流すユキが愛しいなと、そう思った

妹か、娘のような感じ



【とっくに入ってると思ってたんだが…ぜんっぜんだったみてーだな】



ぱちりと瞬きして頭上にはてなを浮かべるユキにくすりと笑う

まだまだガキだなぁ、おまえ



【ユキ。おまえは神なんかじゃないだろ】



いつまで第三者になりきってんだよ

ほら、さっさと気づけ



【"この世"に生まれた瞬間から、おまえは"この世界の人間"なんだぜ？】



原作だーなんだに囚われすぎなんだよバーカ



【おまえの人生はおまえだけのもんだ。だったら"何"してもだーれも文句言いやしねーよ】









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バミュ「うぎゃああ!!来るよ、あの子が来ちゃうよ!!」イェ「バミューダ、引越しを希望する」「あっれー?おふたりさん、どっこいっくの〜?」「「く、く、来るなアアァ!!!」」「ヒドイなァ。せっかく遊ぼうと思ってたのにィ」バミュ「まずはジッリョネロに行ってきなさい!!」イェ「おおおおれが送ってやろう」「んじゃ、お言葉に甘えて♪」イェ「…待て、おれの服が凍って…!!」「ほーら早く早くー!!」イェ「(イヤアアァ!!!)」→←「私がいない、だって!?」【あまりの五月蝿さに嫌気が差したんじゃないか?ぶふっ】「言ってくれるね雪兎…こーなったらアイツで憂さ晴らししてやるんだからーっ!!」【バミューダか?それともチェッカーフェイスか?】「ノンノン!お爺ちゃん'sの時代は過ぎた!!!」【ぶっは!!お爺ちゃん…ぎゃはははっ】「イジリまくってやろー。ふふ、旅行編を楽しみに待ってておくれよー!!」【あーっはははは!!】

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