第211話 復讐者 ページ29
なるほど、なるほど。
次に目を覚ました時にγのヘタレ具合をイジってやろーっと。
【程々にしてやれよ】
『来てくれてありがとう、XANXUSくん』
「ああ」
お次はVARIA勢だよ。
招待はしたけど来てくれるか五分五分だったから凄く嬉しい。
ああ、そうそう、恭弥は群れるのが生理的に無理だから今日は来ていないんだ。
【数日前にしっかり祝ってくれてるからな、よかったな！】
うん。草くわえくんも祝ってくれたよ。
【だから草壁な！？】
「うしししっ♪ 結婚式って初めて参加したけどさぁ、どこもこんな笑えるわけ？」
「それは違うよベル。ここがおかしいだけさ」
『面白おかしい方が楽しいでしょ？』
バイパーのぷにぷにほっぺを突いて笑ってやると、呆れた視線を投げられた。
「それにしてもスクちゃんったら花嫁さんを放っておいて遊んでるなんてダメねぇ」
「遊んでるっつーか、雪那とフランに遊ばれてんじゃん」
「六道骸と一緒になって……ふはっ、ガキだな」
雪那もフランも遊んでくれる人がいて嬉しいんだよ。
【おいおい、ユキさん？ 三叉槍やら幻覚やら飛び交ってますけど？】
大丈夫、お父さんにもお母さんにも見えないように幻術を展開してあるよ。
【そういう問題！？】
「……喧嘩しようが構わねぇが、下手なことはすんな」
私の右手中指にあるニセモノの雪のリングに視線を落としてXANXUSくんが言う。
心配してくれてるんだ。
『違うよ、向こうが喧嘩売ってきたの。それに私が失敗すると思う？』
自信満々に見上げると、軽いデコピンが帰ってきた。
いった！ 軽くてもいったぁ！
「そうそう、ユキちゃん、今度ヴァリアー城に遊びに来なさいな。一緒にお茶しましょ」
『えっ、いいの？』
「勿論。聞かせてあげたいスクちゃんのお話があるのよ〜」
「王子も聞かせてやろーか」
「金にならないことをよくやるね」
主に3人でおしゃべりしていると、マグロたちのあたりが騒がしくなった。
『ん？』
オォオオォ…
「この気配は……！」
式場が冷え込み、マのつく職業に関わりのある人たちはさっと構える。
みんなしてそんな身構えなくてもいいのに。
【一般にアイツらは恐れられてるから仕方ねーだろ。特にマフィアにはな】
「ヴィ、
「何しに来やがったびょん！！ オ、オレらは捕まえらんねーかんな！！」
いつの間にか、私を庇うようにしてスクアーロが隣に立つ。
「三浦ユキ…」
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霽月(プロフ) - 緋雨さん» ありがとうございます!! お陰様でなんとか完結させることができました。いつもコメントありがとうございます。たまに番外編ものぞいてやってくださいね。これからも精進します!! (2019年8月30日 21時) (
レス) id: a6fc521fe8 (このIDを非表示/違反報告)
緋雨 - ハル姉 完結おめでとうございます！！ ユキちゃんとスクアーロの結婚式 読んでてとても面白かったです！！ 今までとても素敵なこの作品を書いてくれてありがとうございます！ お疲れ様でした！ (2019年8月30日 20時) (レス) id: abe5765737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霽月 | 作成日時：2019年6月17日 23時
