第50話 勝てばいい ページ5
チョイスの勝敗を決めるのはターゲットマーカーを持つ者――――ボンゴレはメガネくん、ミルフィオーレはワカメヘア―をターゲットとして、より早く彼らを倒した方が勝ちとなる。
そして勝者への報酬は…
「全てのマーレリングに、全てのボンゴレリング……そして全てのアルコバレーノのおしゃぶり。すなわち新世界を創造する礎となる、僕が今一番欲しいもの――――トゥニリセッテだよ♪」
「そして我が欲するは、我らのための世界を創造するに不可欠である氷の目だ。」
誰がキミにやるか。
「そうそう、バトルを始める前に公平にジャッジする審判を紹介しないとね。」
「我々におまかせを！」
おー、懐かしのチェルちゃんじゃんか！
「一体お前ら何者だ？」
「我々はミルフィオーレチェルベッロ機関。それ以外の何者でもありません。」
「ざけんな！ どのみち敵の息のかかった審判じゃねーか！」
『細かいことは気にしないの。誰もが認めざるを得ない結果を叩き出せばいいだけなんだからさ。』
それに何より、チェルちゃんって美人だし！
【このフェミニストが…】
「フフ、流石ユキチャン、話がわかるね。それよりズルをしてるのは君達じゃないのかい？」
「99.99％の殺気を消しているのは見事として言いようがありませんが、わずかに0.001％、あなた方の基地ユニットから人の気配を感じます。」
「チッ」
ケバ男こまけェ……こいつ女にモテなさそう。
「スクアーロいたのーー！？」
「来てたのか！」
「来て悪いかぁ！！ カスガキがぁ！！ まぎれこんで暴れてやろうとしただけだぁ！」
カツカツと苛立ちを晴らすように靴を鳴らしながら、スクアーロは私の隣におさまった。
「……ユキ、体は大丈夫かぁ？」
『ここはノントゥリニセッテはないみたいだから大丈夫だよ。ありがとう。』
笑いかけると目元を和らげて髪を撫でられた。
ひぃいい……！ かっこよすぎかよ……！
「お父さん！」
「お義兄さん！」
「……くそ親父、一人だけチョイスに混ざろうとするなっての。」
「よぉ雪華、ハル、怪我はねぇな。んで雪那ァ……くそ親父ってなんだぁ！！」
「あんたが日本の基地に通信入れる度にオレは迷惑こうむってるんだよ！！ いっつもいっつも無駄に大声だしやがって！！ たたっ斬るぞ！！」
「あ"あ！？ やるかぁ！？」
「お母さん、がんばってね！」
『まかせろ！』
「誰かこの親子喧嘩止めてーー！？」
マグロの絶叫なんて聞こえなかったぜ。
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霽月(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます。さ、最初から…もはや最初の頃のは書き直したいレベルでお恥ずかしい限りです。最後まで面白いものを書けるよう、頑張ります！ (2019年3月11日 19時) (
レス) id: b6246d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - こんな遅くにすみません！２日かけて最初からユニちゃんと未来で再会！って感じの所まで読みました！面白かったです！これからも無理せずに頑張ってください！ (2019年3月7日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霽月 | 作成日時：2018年4月17日 22時
