【d!】ヘブンリーブルーの秘密【kn】【完結】 (ページ11)

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仕事が終わると、恒例のコンビニに寄って晩メシ１人分を買って家に帰ってきた。

kn「ただいまー」

「おかえりなさい、コネシマくん。今日の夜はまたコンビニ弁当？」

kn「コンビニ弁当で悪かったな」

「野菜もちゃんと摂らないと」

kn「Aは俺のオカンやったんか…？」

「私は、コネシマくんの身体を心配してるだけだよ」

俺はいつも通り、コンビニ弁当の蓋を開けて食べ始めた。

kn「そういえば、休みの日行きたい所決まったんか？」

「えっとね、水族館に行きたい…」

kn「水族館な、わかった。チケットの前売り買っとくわ。…1人分でええんやんな？」

「ありがとう、なんなら幽霊の私の分も買ってくれて良いけど」

kn「買うわけないやろ。水族館かぁ、近場やったら電車乗らなあかんな」

スマホで家から1番近い水族館を調べて、前売り券を1人分買った。

「水族館、楽しみだなぁ…！」

浮き足立っているAは、一緒に住み始めて初めて高校生らしい表情を見たような気がした。