【REBORN】最弱幹部は息を潜める 2nd Bullet (ページ26)

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目的50:守るべきものページ26

「…………ん、？」

目を開けると傷がほぼ塞がってる自分と
ボロボロになった古城と
こちらをじっと見つめる幹部達が視界に入った。

「え……っと、おはようございます……？」

その直後、作戦隊長殿のげんこつが降ってくる。

「い゛っだ？！ちょっと待って仮にも怪我人に？！」
「ゔぉぉぉぉぉい！！当っったり前だ！！」

そして無茶したことをこっ酷く叱られた。
お母さん枠はルッスさんではなかったのか。
心配してくれたのはわかるけど、げんこつはもう少し手加減すべきだったと強く主張したい。

「……るせぇ」

と近くにあった手頃な大きさの瓦礫をボスがスクさんの頭部へ投げた。
頭部に当たって瓦礫がすごい音を立てて砕け散った。
当たり前だがいつものワイングラスよりも痛そう。

「A」「はい」

ボスに名前を呼ばれ、反射的に背筋をのばす。

「日本へ飛べ。
……ここからは空の守護者としての役目を果たせ」

「承知しました」

私が気を失ってる間に色々あったみたいだし、
それはこちらでの山場はこえて、
あちらで戦いが激戦化するということだろうか。
どちらにせよ、私がやるべきことをやるのは変わらない。

「でもネーサン気をつけてくださいよ」
「……テメーもテメーが守りたいボンゴレの一員であることを自覚しろ」

追加で忠告された気がした。
というか自分自身も守れと言われている気がする。
まぁ不可解な生捕の話もあるし、用心するに越したことはない。

「肝に銘じます」

ツナ達とも予想以上に早い再会を前にして少し楽しみになっている。
もちろん遊びに行くわけじゃないのは自覚してるけど。
きっと彼らもこの時代に来て変わったんだろう。

だから今だけは、その再会を楽しみに。