大好きなあなた【紫】 (ページ8)

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「いや、ごめんなさい！勝手に涙が出てて、全然大丈夫です！」

紫「大丈夫じょないでしょ。やっぱりなんかあったんじゃ、、Aちゃんのことなんも知らないけど、話くらい聞くから。俺心配で、Aちゃんのこと助けたいんだ。」

こんなに優しい声をかけてくれる人が私にもいるんだと、

こんなふうに私を助けたいと言ってくれる人がいるんだという事に

私は嬉しくてしょうがなかった。

それからしばらく、私は嬉しさからか、涙が止まらなかった。

その間、彼はずっと私の背中をさすってくれていた

「ごめんなさい、、。もう大丈夫です。」

紫「少しは落ち着いたみたいで良かった。」

そして私は、高校受験からの辛かった日々を打ち明けた

彼はずっと真っ直ぐ私を見ながら、最後まで私の言葉を聞いてくれた

紫「そうだったんだ。Aちゃん頑張ったんだね。偉いね。これからは、俺がAちゃんの事を寂しくさせないから、、だから俺と付き合ってほしい。」

「へぇ！？いまなんて？それに、え、どうしてわたしなんか、、」

紫「あのライブの日に一目惚れしたんだ。言ったでしょ？ずっと覚えてたって！俺の事も少しずつ知ってほしいし、俺もAちゃんの事少しずつでもいいから知りたい。

Aちゃんが思うよりも俺結構惚れてるんだ。

好き。俺と付き合ってください。」

好き。

そう言われた瞬間、私はようやく心があったかくなるのを感じた。

あぁ、私今までずっと辛かったけど、

彼とならもう大丈夫なのかなって

「はい、、よろしくお願いします。」

紫「ほんと！！？やったーー！」

彼はギュッと私を抱きしめた。

この日から、
私には人生で味わったことのない素敵な日々が待っていた。