大好きなあなた【紫】 (ページ48)

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紫「もう少し！！あとちょっと待ってて〜！」

「そんな急がなくて良いよ〜笑笑」

あれから、私たちはまた会うようになった

紫耀くんは「自分がまた、いつAのこと忘れるか分からないから」と、

今できることはなんだってしたいって言ってくれた

季節外れではあるけど、

あのしょっぱいマカロンのリベンジに燃えてるみたい

まぁあれはあれで思い出だし、またしょっぱくても

私は良いのだけど

頑張ってる紫耀くんを見ると

頬が勝手にゆるんでいく

悪いことばかりじゃなくて、

良いことも、嬉しいこともあるってこと、

紫耀くんからひしひしと教えて貰っている気がする

紫「よし！かんせーーい！

Aっ、食べてみて！、」

「うん！いただきまーす♪」

綺麗に作られたお店で出るようなマカロン

今回は私の好きな紫色のマカロンを作ってくれた

ﾊﾟｸ

ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ

目がこれでもかというほど開く

「んっ！！、！！！」

紫「えっえぇえ！なになに？？

俺また塩と間違えちゃった！？まずい、?」

「ちーがーうーよ！

このマカロンすっごく美味しい！！

大成功だね！？紫耀くん^ ^」

紫「わぁほんと！っ？やったーー！！」

「ん〜！ご馳走様でしたっ」

紫「はいっ！どういたしまして〜^ ^」

すると紫耀くんは

両手で私の手を包み込むように掴む

紫「なぁ、A。

これだけは絶対忘れないでね。

俺にとってAは、これまでもこれからも

一生、一番、特別な存在だよ。

俺が、これからの人生で、

そういう変わらないものがあるってことを

証明してみせるから。

Aはただ、俺のことだけ見ててな？

…、好きすぎて、今すぐ抱きしめたいAだけの紫耀くんよりっ！笑」

「んふふ、！なによ最後のは〜笑笑っ、！」

そしてすぐ私のことをぎゅっと

力強く抱きしめる紫耀くん

「紫耀くん。

今言ってくれたこと、私もそのままそっくり返すね。

私も同じ気持ちです。

…、好きすぎて、今すぐキスしたい紫耀だけのAよりっ！笑」

私の言葉に驚いたのか、目を大きくして

でもすぐに、男の顔をして

紫耀くんは私を離さない。

紫「こういうキス、

またしようって言ってたもんね？

ね？そうだよね〜？Aちゃん」