新学期 ページ15
新学期が始まって、ソユンとジミンは同じクラスに私はジョングクと同じクラスになった。
ジョングクに避けられているのは明白。
誕生日会でも一言も話さなかった。
目すら合わせてくれないんだ。
腹立つ…なんかしましたっけ!
だから今日とっ捕まえることにした。
昼休みいつも通りジミンの所へ行こうとするジョングクを後ろから制服を引っ張り捕まえる。
ジョングク「!」
ジョングクが驚いたように振り向いた。
A「お話。よろしいでしょうか?」
ジョングク「…よろしくないです。」
立ち去ろうとするジョングクだが、離さん!
A「なんで避けるの?なんで嫌うの…。なんかした?それなら謝る」
ジョングク「違っ!!」
ジョングクが大きい声を出したせいでみんなが振り返った。
恥ずかしそうに頭を搔くジョングク。
ジョングク「屋上の階段。OK?」
A「OK!」
私はジョングクと屋上の階段に移動した。
ジョングク「はぁ…全部正直に言う。」
A「はい!」
私は覚悟を決めた。
ジョングク「まず、俺がお前の事嫌ってる思う?毎日このピアス付けてるんですけど?」
ジョングクは自分のピアスをつっついた。
私があげたピアス…。
確かに嫌ってる人のはつけない。
A「確かに…じゃぁなんで。」
ジョングク「好きだったからだよ。」
え?
A「なにが?」
ジョングク「まぁなんなら今も好きだけどね。」
A「だから何が?」
ジョングクが顔を真っ赤にした。
ジョングク「あー!何でわかんないの!?Aのことが!」
キレ気味に言われた。
Aのことが…
私のことが…す…
好き!?
A「ど、どういうこと…!?」
ジョングク「まんま!…好きで俺も告白しようと思ってた頃に…ジミンに取られて…気に食わなかったんだよ…。」
ジョングクが俯いた。
こんな私を好きになってくれたんだ…。
A「ジョングク…ありがとう。」
ジョングク「なんで優しいんだよ…俺は嫉妬してお前のこと避けてたのに…その癖してピアスは絶対付けてたんだよ…お前にアピールしたくて…なのにお前は…俺の気持ちに気づかないまま…他の男のものになっちゃってさ…。」
ジョングクの目は涙が滲んでいた。
A「ジョングク…その…」
どうすればいいかわかんない。
ジョングク「うっさい、見ないでよ…。」
ジョングクがそっと私を抱きしめた。
顔が見えないようにって言うのはわかるけど、恥ずかしいしこんなの浮気じゃ…
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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年10月14日 11時