検索窓
今日:8 hit、昨日:10 hit、合計:81,779 hit

過去2_ジン視点 ページ44

_______________________

丁度テヒョンとAが小学校へ上がって…

小2だったかな。


僕らの父さんが珍しく休暇を取れたから、僕らとAのお父さんと優子さんを混ぜてキャンプへ行くことになった。

僕と父さん2人は朝早く先に行ってテントやらバーベキューやらの準備をした。

優子さんとテヒョンとAは、買い出しをしてから後で優子さんの車で来ることになったんだ。

僕は楽しみで楽しみで一生懸命支度したよ。

でも、いきなりAのお父さんに電話がかかってきた。

Aのお父さんは会社かなって言って出たけど、すぐに青ざめた。

_落石があった。

車は横転し、中の3人は子供2人が重傷で意識不明。

子供をかばい女性が1人

_______________________

A「亡くなった…。」

!!

ジン「A…?」

A「そうだよ…あの時、車から逃げ出した時…私は怖くてすぐに走って逃げようとしたんだ。そしたらまた上から落石が来て、‘ テヒョン’が私を守ろうとしてそれをお母さんがかばったせいで…お母さんは…死んだ…。」

そっとは真っ暗だろうか。

Aの嗚咽と震え苦しむ声だけが感じられた。

暗闇の中でもすぐ真正面にいるAを抱きしめるのは容易い。

Aを抱きしめた。

A「なんで…なんで忘れちゃってたんだろう…テヒョンのことも、お母さんのことも…オッパのことも…。」

オッパ…懐かしいな。

僕は昔そう呼ばれてた。

ジン「しょうがない。医者は外部からの衝撃と、ショックから忘れたって言ってた。君のお父さんも、無理に思い出させたくないって言ってたよ。」

泣きじゃくるAの頭を優しく撫でる。

昔も泣き虫だった。

A「でも…でも…私のせいで。」

ジン「誰のせいでもないよ。仕方なかったんだ。
事故は誰にも予知できない。運命だよ。全て。」

A「…テヒョンは?」

ジン「え?」

A「テヒョンは思い出したの?」

…それは僕にもわからない。

Aとテヒョンが再び出会ったと思われる日。

家に帰ってきたテヒョンは第一声に、

「Aに会ったよ!」って言った。

その言い方から僕はてっきり思い出したのかと思ったけど、テヒョンは無意識みたいだった。

ジン「わからない。でも、君のお父さんが言うように無理に思い出させるのは良くない。思い出の最後が決していい終わり方じゃなかったからね。」

今は今→←過去_ジン視点



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
157人がお気に入り
設定タグ:BTS , テヒョン , 花郎俳優   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たんぐん | 作成日時:2019年8月26日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。