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デート4_ジミン視点 ページ29
シアターへ戻ると映画は最も盛り上がるところで他の客は見るからにドキドキハラハラしていた。
僕は普段ならきっと見れないレベル。
でも、今はそんなことよりもAの方が怖かった。
席へ戻ると怖がっていたAが心配そうに僕の方を見た。
A「ジミン、大丈夫?帰る?」
ジミン「ごめん、ちょっとお腹痛くて。もう平気。」
A「そっか…良かった。」
ジミン「うん。」
僕がそう返した直後映画のクライマックスが迫りお化けが主人公の足をガシッと捕まえた。
A「っ、!」
その瞬間。
今度はAが僕の手をぎゅっと握った。
ジミン「っ…大丈夫だよ。」
何言ってるんだろう僕。
そして、何やってるんだろう僕。
Aの手をしっかりと握りもう片方の手でAの頭を撫でる。
あんなに憎んだはずなのに、仕返しの為の今日なのに…。
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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年8月26日 22時