デート2_ジミン視点 ページ27
Aをデート(仮)に誘い手を繋ぎ恋人のように遊んでいる。
意外と簡単なんだね。
確かにAをこうしてまじまじと見て感じると、上品で優しいし何より美人だ。
テヒョンが惚れたのも何となく分かる。
それでもやっぱりムカつく。
この子もテヒョンも。
A「ジミン…?」
ジミン「っ…ん?どうしたの?」
直ぐに笑顔を作る。
僕の得意技かもしれない。
A「う、ううん…調子でも悪いのかと思って。ずっと黙ってたし、なんか…嫌かなって。」
Aの眉が少し下がり気まづそうにに俯く。
こういう仕草一つ一つにイラついてしまう僕がいる。
なんでそんなこんな僕を気遣うんだよ。
ジミン「ううん!全然そんなことないけどなぁ…ごめんね?今から何しよーって考えてたの!」
どうやって君とテヒョンを引き剥がすかってね。
絶対にテヒョンにも僕の気持ち味あわせてやる。
ちょっとした仕返しだよ。
A「そっか。ジミン、ありがとう。」
ジミン「え?」
なに急に。
A「私、こうやって誰かが誘ってくれることが嬉しいの。韓国語だって、確かに来た時よりは断然上手くなったよ。こうして多少はスラスラ話せる。でも…やっぱり間違えるし理解できないこともあるから…たまにテヒョン君やジョングク、ジミンだって本当は気を使って言わないだけで私と話したり接したりするのがめんどくさいんじゃないかって…不安になる。だからこうして誘ってくれて、本当にありがとう!」
_ドキッ。
満面の笑みで僕を見上げるA。
優しくて尊いようなそんな雰囲気をまとってる。
あ、…パク・ジミンのパボ!
駄目だ。
不覚だよ。
僕は絶対に仕返ししてやるって決めたんだ。
ジミン「はは、いいよ全然〜。」
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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年8月26日 22時