検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:2,356 hit

ナキ子亡霊のお兄ちゃん ページ10

あなたは女の子と一緒に館を探索します。

お兄ちゃんを最後に見たのは、「おおきい、ひろいところ」だそうです。

あなたが思い浮かべたのはメインホール。

メインホールに着きましたが、女の子は首を振って「ちがう」と言いました。

大きくて広いところ…。

「食堂かな?」

あなたは次に食堂に向かいました。

食堂が近くなると、女の子は見覚えがあったのか、嬉しそうに「ここ!」と言いました。

あなたが食堂の扉を開けてあげると、女の子は走り出します。

「おにーちゃん、おにーちゃん!」と女の子は食堂を走り回ります。やがて、机の下を覗いて止まったかと思えば、何かを引っ張り出しました。

「おにーちゃん、こんなところにいたの?かってにどっかいかないでよね」

女の子はくまのぬいぐるみを抱きしめてそう言いました。

そのぬいぐるみを、女の子は「お兄ちゃん」と呼んでいるのです。

「おにーちゃん、みつかった!」と、女の子は入り口に立っているあなたの横を嬉しそうに跳ねながら走り去ります。

「ありがとう、Aちゃん!」と、女の子は消えました。

あなたは呆然としていましたが、やがてあることに気づきます。

「……あれ、なんであの子わたしの名前知ってるんだろう」

深夜にぽつりと、あなたの声が零れました。

寝坊の主→←ナキ子亡霊のお話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , メイド   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

てい(プロフ) - えある。さん» 自分でも、敬語忘れちゃうのいいなぁと思いながら書いてました。神作…!?凄い嬉しいです…! (2023年4月2日 22時) (レス) id: 715f75cf8f (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - カーテシー、、、想像するとすっごいきれい、、、あと、、、作った甲斐がある、、、ます かわよ。 神作ありがとうございますっ! (2023年4月2日 22時) (レス) @page6 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
てい(プロフ) - ぺぽんさん» コメントありがとうございます…!そう言っていただけてとても嬉しいです。 (2023年3月21日 14時) (レス) id: 715f75cf8f (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - 凄く惹き込まれるお話で面白いですね、続きが気になります😳 (2023年3月21日 14時) (レス) @page3 id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:基山てい | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年3月20日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。