月光の甘いひと時 【狂い月】

友達 ページ6

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梓紗「 ねぇねぇ、廊下でお月見のこと話さない？」



貴「 いいねいいね〜♪」



テンション上げて、私達は教室のドアを開けた。








──────────────ドンッ





突然人にぶつかり、身体が大きくよろめく。





進「 ………どけよ。」




梓紗「 ちょっと、進！
Aちゃんに謝りなさいよ。いつも嫌なことばっかりして！！」




進「 ボケっと突っ立ってる方が悪いんだろ？

……いつも口うるせぇ女だな」





この人は同じクラスの進。

不良っぽい感じだけど、本当は優しいと思う。
だってこの前、公園の捨て猫に食べ物あげてたから。





満「 …女子相手にやめろよ。幼稚な奴だな」




貴「 い、いいよ…満くん。私は大丈夫だから」



梓紗「 全然よくない！ コイツ満にもちょっかい出したり…本当にムカつく！！」



進「 お前の方がいつもムカつくんだよ。」



梓紗「 はぁ？私のどこがムカつくって」




満「 梓紗、もういいから。 進もいい加減
大人になれよ。」




進「 あぁ？ てめぇのそういう所がいちいち…」





康平「 ………進、行こう。」




少し暗めの男の子、康平。

若干なぞに包まれた人だけど…隼人と一緒にいたりとか、案外いい人だと思う。





進「 ……チッ」




？？「 こうへーい！しーん！ 待って待ってーーーー！！」




やたら明るい声が廊下の方から聞こえる。


すると、康平の背中にピンク色のセーター少年が体当たりしてきた。





康平「 隼人、危ないって。」




隼人「 ごめん、ごめん」




この女の子か男の子か分からない人は、隼人。

テンションが無駄に高くて、ときどき女か男か分からなくなる時があるが…気にしてはいない。


あ、ちなみに男の子だよ。






隼人「 でも、二人とも話の途中で行っちゃうんだもん！ そっちがヒドイよ！」




進「 だから、行かねぇって…」



康平「 俺もそういう場所はパス」




隼人「 えぇ〜！ 行こうよ！行こうよ！行こうよーーーー！！」







先生「 海藤！うるさいぞ！」




隼人「 え、あ…その……」




康平「 ………あんたの声もうるせぇよ。」




先生「 …わ、渡！？ 教師に向かってその態度はなんだ？」




なんだか嫌な雰囲気が流れている…



すると、

先生に最も信頼されている、金持ちイケメンがこちらに向かってきた。

不気味な笑み、響也→←宿題したくない

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