人影 ページ30
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康平「 元は仲良かったように見えたけど……違うのか？」
満は静かに口を開いた。
満「 ……いや、そうらしいな…」
ﾌｩ……………………
康平「 ！？」
満「 ん？」
康平「 ………ちょっと別の場所に行ってくる。」
満「 え？ あ、あぁ…」
康平はそう言い、一人部屋を出ていってしまった。
貴「 …… 」
満「 A？ おい、大丈夫か？」
貴「 ……満。」
地面に座り込む
足に力が入らない、声も震える…
貴「 …はぁ、はぁ。」
満「 え、本当大丈夫か？ A」
貴「 ……い、今…なんか、」
満「 …？」
貴「 な、なんかが通って……」
そう、康平が満と喋っていた時 あきらかに異様な影を見てしまった。
幻覚なのかもしれない…こういう場所にいると幻聴幻覚は嫌でも聞こえるだろう。
けど、あれは本当に……ただの幻覚に過ぎないのか。それすらも分からなくなっている
満「 おいっ、一回落ち着け！」
貴「 ……ｸﾞｽｯ…う、うん。」
満「 とりあえず立てるか？」
貴「 ごめん、腰が抜けちゃって……」
何度立とうとしても、足がガクガクして立ち上がれない。
生まれたての子鹿かよ←
貴「 …… 」
満「 …………なら、ちょっと我慢して。」
ひょいっ
貴「 わっ…な、なにやってんの！」
満「 頼むから暴れないで…」
満はお姫様抱っこをし、傍にある椅子へと下ろした。
貴「 あ、ありがと…」
満「 いいよ。ひとまず落ち着いて説明して欲しいし……」
貴「 うん。」
スーハーと深呼吸を繰り返し、私は満の目を見る
貴「 あのね、満が康平と話してた時……変な影みたいなのが通って…」
満「 影？」
貴「 人影みたいな…一瞬だったけどスーって通って消えたの」
満「 見間違え、じゃないんだよな？」
貴「 分からない…。けど、その後 急に足に力が入らなくなって……立てなくなるし」
満「 ……。」
貴「 し、信じられないよね…ごめん。」
満「 いや、まだわかんないけど。俺もこの屋敷には何か違和感があるんだ…あと昔の記憶も。」
満はポケットに手を入れ、月のカギを取り出した。
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あああああ(プロフ) - とても良かったです！続き楽しみです！！！ (2022年8月4日 21時) (
レス) id: a75cc7347b (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 続きめっちゃ気になります！更新よろしくお願いします！ (2022年4月18日 7時) (レス) @page35 id: 8c2dbb8018 (このIDを非表示/違反報告)
ナーさん＆ルナール(プロフ) - すごく良かった(≧∇≦)b続き楽しみ(*^_^*) (2021年7月15日 22時) (レス) id: 4368b8319e (このIDを非表示/違反報告)
Vanillaモナカ(プロフ) - 色欲の罪ムギさん» ありがとうございます、楽しんでもらえたなら幸いです！途切れ途切れの更新となりますが、どうぞ宜しくお願いします！ (2020年4月6日 22時) (レス) id: eb6a9298ec (このIDを非表示/違反報告)
色欲の罪ムギ(プロフ) - はじめましてコメント失礼します!!とても面白いです!!満君オチのものは少ないので楽しく読ませてもらっています!!これからも更新頑張って下さい!!応援しています (2020年4月6日 1時) (レス) id: 767de012cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vanillaモナカ | 作成日時：2018年1月14日 18時
