【イナGO】ウィンディーネ【海王学園】 (ページ26)

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Story24 ページ26

漣side

『え……？』

善「俺はお前じゃないからそん時の感情とかは分からねぇ。でもな、お前がサッカーをやっていたからとかサッカーのせいとかそんなクソみたいな理由じゃないのは分かる」

ク、クソ！？

凪「善峰口悪いよ…(汗)でも、俺も同感。水蓮がサッカーをやっていたからじゃないってのは」

湾「そもそもその女のせいじゃん？正々堂々と戦わないそいつが悪いんだろ」

海「うんうん！水蓮なんも悪いことしてないじゃん！」

浪「…お前が今もサッカーをやっているのは…本当は親への恩返しなんだろ？」

『！！』

ーーー聖「親への恩返しとしてサッカーをすればいい」

確かにそうかもしれない

聖帝に実力を買われた時、私はサッカーが大嫌いになってしまっていた

自分が疫病神だと

その時に聖帝に言われたあの言葉…私の心の中にもその想いがあったから…あの時サッカーをもう一度やろうと決意できたのかもしれない

ーーー母「流石は水蓮だわ！私達の子は強いのよ！」

ーーー父「お前の成長を見るのが私達の楽しみなんだ」

…私の成長を誰よりも楽しみにしてくれていたのが両親だった

だからフィフスに入って…聖帝の傍で強くなるのが両親への恩返しだと考えたんだ

善「サッカーとお前はなんも悪くねぇ。お前が罪を背負わなくてもいいんだよ」

その言葉で私の心は浄化されたように感じた

『…ほんとにお節介しかいないね海王サッカー部は…』

善「あ？」

『……あんた達がそんなに"いい人"だとは思わなかったよ！！！あはははは！！』

凪「え！？敬語…」

海「とれてる…」

湾「なんか…性格が違う気が…」

浪「…それがお前の本当の姿か」

『((ｸｽｸｽ笑い止まんない！！(笑)』

善「笑いすぎだろ！！！」

この人達となら…やっていけそうですよ、聖帝

貴方はこれを見越して私に命令したんですね

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『いいよ！あんた達に私の本当の力を貸してあげる！』

私は両手を広げ5人に笑顔でそう告げた