21話 ページ23
『ーーと、いうことで任務に鬼狩りが新たに追加されました〜〜〜はーい……ってみんな話理解できました？』
場所は本丸内の大広間。
会議やみんなでご飯を食べるときによく使用する場所である。
新しい任務の話をしたものの広間内はシン……と静まり返っていた。
「えーーと、用は鬼退治……ってことですかね？」
『あ、いいね国広、鬼退治っていう言い方。そうそう！鬼退治しながら鬼の総大将の情報を集めるのが私たちの新しい任務』
隣に座っていた三日月がふむ……と考えるように手を顎に添えた。
「しかし……現世に時間遡行軍が出るとはなあ。少々厄介なことになってきているようだ」
「ああ。鬼の総大将、鬼舞辻無惨とやらと手を組んだとは言えその理由が全く検討がつかん。第一、手を組んだという情報も曖昧ではないですか？主」
三日月に続いて長谷部も首をひねる。
『まあ、考え込んでも仕方ないのでは。鬼狩りをしていれば理由もきっとわかるでしょうし、情報が曖昧であっても現世に時間遡行軍が現れたということは何かしら繋がりはあると思う』
「そうだな、まずは動かねばわからん。はっはっは、今回ばかりはじじいも多少は骨が折れるだろうな」
優雅に笑う三日月。
それに続いて刀剣男士たちもうなずく。
……でも、
『この任務は大規模であるにも関わらずこの本丸だけの任務です……つまり、あなた達に負担がこれまで以上にかかるでしょう』
四華仙の審神者として今までも数多の戦闘を指示してきた。心労も私なんかの比ではないだろう。
私は一つ息をこぼして彼らを真っ直ぐ見た。
緋色の目が彼らを捉える。
『それでも……歴史を、人々の縁を私と共に守ってくれますか』
再び静寂が訪れた。
しかし、すぐにそれはなーに言ってんの、と呆れた声が打ち破る。
「……当たり前でしょ、何年あんたの刀やってると思ってんのさ。いつも俺たちのこと気にしすぎだって……堂々としてなよ、主」
『……清光』
「旦那の言う通りだ。俺たちは大将についていくぜ、どこまでも」
『薬研……ふふ、頼もしいね。私の初期刀と初鍛刀の刀は』
「もーやめてよその言い方！可愛くない！」
ごめんごめん、と笑うと広間にいるみんなも笑いながらうなずいてくれた。
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柊(プロフ) - 江戸城産くむっぷるさん» わああありがとうございます、絶賛心が折れかかっていたので言葉が染みました…！ぜんぜん鬼滅感なくて申し訳ないです、頑張りますね！ (2020年1月19日 22時) (
レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
江戸城産くむっぷる - （''界''いらなかった…すみませんんんん） (2020年1月19日 17時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
江戸城産くむっぷる - 我こそは世界で最も心やさs(( ああああー！！とうらぶと鬼滅のクロスオーバーだああああ！凄く嬉しいです！更新頑張って下さい！！応援してます！ (2020年1月19日 16時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Aさん» 続けて失礼します、ご指摘をくださるだけでなく応援の言葉をもくださってとても嬉しいです、歓喜の舞です！本当にありがとうございます、頭爆発させながら頑張りますね！！！！！！ (2020年1月17日 19時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Aさん» えっえっえっまって審神者としてあるまじきな間違いしてんじゃん嘘だろ私審神者辞めようかな！！！全国全世界の審神者の皆様に心よりお詫び申し上げます！！！そしてご指摘本当にありがとうございます！！！細かくて全然いいんです！ありがたいですすみませんでした！！ (2020年1月17日 19時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 | 作成日時：2020年1月13日 4時
