14話 ページ15
『手を組んだ……ということは、先ほどの産屋敷殿のもしもの話が現実になってしまったのですね』
「ああ」
と、いうことは。
『……政府本部が鬼に狙われる』
「それに加えて、だな御縁」
『…?』
「現世に時間遡行軍が現れた」
『な、時間遡行軍が!?何故です!?』
冷静に聞いていたつもりだったがあまりの衝撃に声を荒げてしまった。
ごほん、と咳払いをして一呼吸する。
『失礼しました…何故歴史を改変することを目的とする時間遡行軍が現世に?奴らの用は歴史にあるはずですが』
「それが俺にもわからん」
局長がお茶をすすった。
「政府を集中的に潰しにきたか…もしくは、本丸を襲撃するつもりなのか」
『どちらも可能性としてはあり得ますが、おそらく後者が主な目的ではないでしょうか』
「だとしたら…鬼舞辻と手を組む理由がわからないね。彼は自身の体の不変が望みなはずだ。歴史がどうこうの問題じゃない」
『…しかし事実として、手を組んでいる』
謎は深まるばかりだ。
「はーーーわからんなぁ、異形と異形がやろうとすることは!」
敵の狙いがまったく読めない!と行き詰まっていると
「まったく、いつの時代でも鬼は利用されているんだねぇ。現世では時間遡行軍に踊らされるのかな…いつの時代もヒトは鬼になっても利用され利用し合う。悲しきかな、悲しきかな………なーんてね」
歌うような調子の声が響いた。
275人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柊(プロフ) - 江戸城産くむっぷるさん» わああありがとうございます、絶賛心が折れかかっていたので言葉が染みました…!ぜんぜん鬼滅感なくて申し訳ないです、頑張りますね! (2020年1月19日 22時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
江戸城産くむっぷる - (''界''いらなかった…すみませんんんん) (2020年1月19日 17時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
江戸城産くむっぷる - 我こそは世界で最も心やさs(( ああああー!!とうらぶと鬼滅のクロスオーバーだああああ!凄く嬉しいです!更新頑張って下さい!!応援してます! (2020年1月19日 16時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Aさん» 続けて失礼します、ご指摘をくださるだけでなく応援の言葉をもくださってとても嬉しいです、歓喜の舞です!本当にありがとうございます、頭爆発させながら頑張りますね!!!!!! (2020年1月17日 19時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Aさん» えっえっえっまって審神者としてあるまじきな間違いしてんじゃん嘘だろ私審神者辞めようかな!!!全国全世界の審神者の皆様に心よりお詫び申し上げます!!!そしてご指摘本当にありがとうございます!!!細かくて全然いいんです!ありがたいですすみませんでした!! (2020年1月17日 19時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:柊 | 作成日時:2020年1月13日 4時