▽事実とは恐るべし ページ15
広間全体がザワつく
｢し、しかしママ、Aはまだ13歳だし…そんなに結婚を急ぐ必要はないんじゃないか？ペロリン｣
最初に口を開いたのはシャーロット家長男 ペロスペロー
兄弟達の中で一番の発言力がある…流石だなぁ
｢そいつにゃｧ訳があってねェ、まぁ説明してやるからよく聞きな｣
一同はシーンと静まりかえる
｢まずはA、お前は自分の過去をどのくらい知ってる？｣
名前を呼ばれ、ハッとする
｢あ、ぇっと……たしか6歳の時に、家族と乗ってた船が嵐で転覆して…たまたま流れ着いた島で悪魔の実を食べて、海軍さんに見つけてもらって、そのまま保護されて……血の繋がってないお姉ちゃんと一緒に住んでた…くらい？10歳過ぎてからママの養子になったのは分かるよ！｣
｢ハーッハッハッマママ…まｧそんくらいだねｪ。あと補足するならば…
お前は正式には俺の娘になっちゃいない。
今は政府からレンタルしてる状態なんだよ｣
…………レン、タル…？？？？
｢どういう事だ、ママ？｣
｢まだ説明の途中だよクラッカー｣
ギロリと睨まれてクラッカー兄さんは萎縮してしまった
｢Aは“十年族”の末裔らしくてね。
この種族は10年毎に1つ能力が覚醒する珍しい種族なんだよ。
Aはデカい銃をぶん回せるだろう？
あれは10歳で覚醒した“怪力”の能力なんだとさ。
見た目は普通の人間と変わらないってんで区別は付きにくいが、今では世界に5人もいないと言われてる。
珍獣コレクションにしようかと政府に交渉したんだが、情がわいて娘にしちまったって訳さ｣
ちなみに、とママは続ける
｢レンタル期間はAが15歳になったら切れる。そしたらAは俺の娘じゃなくなり、政府に所属する事になる｣
急な展開で頭が追いつかない
｢よく分かんないけど…私は、15歳になったらここを出ていかなきゃいけないの…？｣
大粒の涙がポロポロとこぼれる
イヤだ……ママも、兄さんも、姉さんもいないところで1人なんて……
状況はまるでお通夜
誰もが俯いて一言も喋らない
｢まｧ、一つだけこのレンタル期間をぶち壊す事が出来るんだが…やる覚悟はあるかいA？｣
バッと顔を上げるとニコニコと笑うママの姿
｢…………やる。ここでママや兄さんや姉さん達と暮らせるなら！！なんだってやる！！！！｣
｢ハーッハッハッマーッマッマ、いい顔じゃねｪか、よし！それじゃあ
兄さんのうちの誰かと結婚するしかないねｪ｣
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葉崎もあ(プロフ) - せいなさん» わぁぁぁ嬉しいですありがとうございます！！ 続きもこの後出していくので、お付き合いいただけますと嬉しいです(●´▽`●) (2019年11月4日 20時) (
レス) id: 67ff0abe74 (このIDを非表示/違反報告)
せいな(プロフ) - 更新応援しています！もう素晴らしすぎて興奮状態です！続き待ってます！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 02fe39b432 (このIDを非表示/違反報告)
葉崎もあ(プロフ) - 十七夜さん» ありがとうございます！ご期待に添えるよう、更新がんばります(*´∀｀*)今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月28日 1時) (レス) id: ec0e1cdd14 (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - この展開は他の作品になかった！！すっげー期待してます！これからも頑張って！！ (2018年10月27日 23時) (レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
葉崎もあ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！コメントいただけると励みになります！！これからも楽しんでいただけるように頑張りますね(＊´ｖ｀) (2018年10月27日 23時) (レス) id: ec0e1cdd14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉崎もあ | 作成日時：2018年10月16日 22時
