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story54 ページ19

『なんで…あんたは敵視しないんだよ。』

 Aはギュッとシーツにシワをつけ、野坂を睨み上げる。

「敵視なんてしないさ。Aちゃん、事情があってオリオンに従っているんだろう?好きで従っている訳じゃない。

僕はAちゃんをオリオンから救いたいんだ。」

ベットに腰掛け、Aと同じ高さに目線を合わせる。Aはベットの端の方に後ずさった。野坂との一定の距離を保とうとしている。

『ああそうだ。好きで従っている訳じゃない。でも、それ以上に大切なことがあるんだ。』

ベットの下の方へ移動し、足を下ろす。

「A、大切なことって家族のことでしょ?Aの家族はAのサッカーが好きでいてくれるんじゃないの?」

一星が部屋を出ていこうとするAを引き留めるように言う。ピタリとAは足を止めた。

「今のAちゃんのサッカーを見たら、悲しむんじゃないかな。キミらしいサッカーじゃない、って。」

野坂たちから背を向け、ドアの前にいるA。野坂たちからかけられる言葉に、Aは心がヒリヒリと痛たんだ。

『…無理だよ。無理なんだよっ…!!なんで関わるの?私を敵にまわせばお互い、楽になるよ?なのに何で…』

「仲間だからだよ。」

Aは“仲間”というワードに反応した。

『…仲間じゃない、敵だ。勘違いすんな。』

“仲間”という言葉を振り切るように言い、部屋を出ていこうと、ドアのぶを下ろす。

ガシッ

ドアのぶにかけていた手を捕まれ、乱暴に体の向きを変えられる。

バンッ

Aの片手首を野坂がつかんで、ドンに押し付けている。捕まれている部分が痛くなった。

「キミは僕から逃げられやしないよ。」

冷めきった声に思わずビクッと体を跳ねらせた。野坂の手がAのもう片方の手をつかむ。そしてゆっくりと顔の横に押し付けた。

「この段階では言いたくなかった。でも仕方がない。

……キミのご両親は事故で他界しているよね。
その事故、オリオンが企てたんだ。…まだ、想像の段階なんだけどね。」


『くわ…だてた……』

野坂の言葉に追い付かず、暗唱するように言うA。目の奥が濁ったような、暗いような、混沌としている目だ。

「事故も、事故で出来た多額な借金も、全て。」

野坂の目は真剣そのものだった。嘘をついているようには見えない。

「Aちゃん、キミはオリオンに踊らされているんだ。キミの家族に対する純粋な心を利用してね。」

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作者名:れるれる(現.本垢) x他1人 | 作成日時:2019年7月31日 1時

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