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story42 ページ1

〜sideなし〜

ピロピロリン

目覚めと同時に鳴り出した着信音。この着信音はAがオリオンからの連絡だと、直ぐに分かるように設定したものだ。


恐る恐る電話に出た。手がガタガタと震える。

『もしもし、霧雨です…』

喉がヒュッ、となってか細い声になってしまう。

「ギリカナンだ。聞こえるかね?」

いつもの、ねっとりと耳に張り付くような声。恐怖心をより引き立てる。

「私は今朝、一星にチャンスを与えた。それも二度だ。」

「それなのに、なぜ今日の試合で日本が勝ったのか、分かるかね?」

強弱をつけて話すギリカナン。Aはそのひとつひとつの言葉を聞くたび、肩を震わせる。

『…失敗したから、ですか。』

恐怖のあまり、脳の動きがままならなく、試合の間に起きた出来事がよく思い出せていない。

「違う。一星がオリオンに背いたこと、
"キミ自身がその一星を庇ったから"だ。」

それに関して、どう解釈してくれるのかね。そうギリカナンに言われ、思い出した。

ドクン、ドクン、心臓の音が嫌なほど聞こえる。額に汗が滲み、シーツを汚す。

『私は一切オリオンに背こうなどと、思っていません。

ただ、他人(ひと)の意思を尊重しようと思ったのです。

その意思を無理やり変えようとしてくる者に腹が立ち、衝動的に行動してしまいました。その点については申し訳なく思っています。申し訳ございませんでした。』

冷静さを装って話す。明確に、的確に、と意識をして言った。だが、その冷静さは表面だけ。汗はどんどんシーツに染み付く。


「そうか。ならば、あともう一度だけ、チャンスを与えよう。」

急に、声の温度が変わったように思えた。その変わり具合はAにとって、嫌な連想へと繋ぐものにしかならなかった。


『チャンス、ですか』

次、何を言い出すのか分からない恐怖に、復唱することしかできなくなった。心臓がバクバクと速くなり、落ち着かせるように胸の上に手を置く。

「あぁ。最近、野坂悠馬と言う選手が入っただろう?」

ギリカナンはAに聞くように言った。

『はい。』

「その、野坂悠馬をこ.ろし、日本を潰すのだ。

今、日本は野坂が居なくては、まともに試合ができないだろう?

野坂一人をやるだけでいいんだ。手っ取り早いだろう?」

ギリカナンの嬉々とした声。それとは裏腹にAは、今聞いたことが信じられなかった。

『こ.ろす…?!』

「あぁ。野坂は命に関わる病気を一度乗り越えている。多少の怪我などはまた復活するだろう。」

story43→


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作者名:れるれる(現.本垢) x他1人 | 作成日時:2019年7月31日 1時

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