5話 ページ6
緑谷side
突然だけど、僕の友達にはとても優しい女の子がいる。
その子はとても大人びていて、クラスの＿＿＿いや、学校の人気者で、"強個性"の持ち主で、優しくて、僕が身近で尊敬出来る。"凄い人"だ。
僕が幼馴染のかっちゃんに絡まれていると、何時も助けてくれて、元気づけてくれる。
彼女の"個性"は、とても希少な「治癒」"個性"がある。
それも、"個性"が"治癒"ではなく、「狐」という"個性"の中に含まれているものだった。
そんな"強個性"の持ち主のAちゃんは、入学して間もない頃からかっちゃんにライバル視されている。
でも、かっちゃんは彼女に甘い。
多分、好きだからとかじゃない。彼女は憎めない本当に優しい子だからだ。
そして、そんな僕にとって"高嶺の花"の様な存在になるであろうと思っていたら、彼女はこんな"無個性"の僕に友達になろうと言ってくれた。
当時は、慣れなくて喋れなかったけど、彼女は思っていた人とは違い。とても、接しやすい人だった。
それからは、僕のヒーローの話を聞いてくれたり、聞くだけじゃなく、一緒にノート作成に手を貸してくれたりした。
さっきは、"凄い人"って彼女を言ったけど、彼女はヒーローだと思う。
困っている人に手を差し伸べ、笑って救ってくれる。
オールマイトの様なヒーロー。
僕は、そんな彼女を心から尊敬していた。
＿＿＿そして、今日も彼女に助けられた。
別に屈辱とかはない。
でも、申し訳ないと思う。いつもいつも、迷惑を掛けてばかりだ。
そして、彼女は僕に向かって太陽の様な笑顔を見せながらノートを差し出す。
貴「はい！個性で見れるようにはしたけど……全部は直せなかった。ごめんね。」
緑谷「え、いや、全然良いよ！ありがとう!!」
ノートを受け取り、彼女に礼を言う。
貴「…出久。出久はヒーローになれるよ。絶対に……皆を笑顔で助ける。オールマイトみたいなヒーローに…ね？」((ﾆｺｯ
緑谷「え……」
彼女は不思議な人だ。僕はヒーローを夢見てる。でも、叶わないんじゃないかと思う思いを簡単に吹き飛ばしてしまう。
それに、彼女は断言してしまうのだ。
｢絶対に」と……
貴「あ！ごめん、用事あるんだった!!じゃあね！出久！」
そして、タｯタｯと走って行ってしまった。
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茶屋の餅(プロフ) - 星夜覇月さん» 楽しみにしてます!(*´∀`*) (2019年9月12日 22時) (
レス) id: 54cb780a80 (このIDを非表示/違反報告)
星夜覇月(プロフ) - 茶屋の餅さん» あぁぁ、ありがとうございます！！初コメントッ！そんなお言葉を頂いたからには、これからも投稿頑張っていきます！！ (2019年9月12日 20時) (レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
茶屋の餅(プロフ) - 狐という名前があるタイトルに惹かれてきたら面白い内容で、続きが気になります!投稿頑張ってください! (2019年9月12日 19時) (レス) id: 54cb780a80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月下誠 | 作成日時：2019年8月16日 21時
