60話 ページ31
貴女side
兵長の爆弾発言により、ペトラさん達は動揺を見せる。
まだまだ、兵士として新米の私。なにより、今回の壁外調査は初めてで、さっきの巨人が初めて見たものだ。
ペトラさん達が動揺するのも無理はない。
ペ「兵長!!流石に、A1人で行かせるのは危険です!!」
エルド「そうです兵長。Aは今回。初めての壁外調査なんですよ!?」
兵長に反論し始める。
それでも、兵長は私を真っ直ぐ見て
リ「コイツの実力は相当なものだ。確かに、この状況でコイツ1人。左翼後方に行かせるのは危険かもしれねぇ。だが、今はコイツを信じて行動するしかねぇんだ。……A。出来るか？」
兵長は、綺麗なコバルトブルーの瞳で私を見つめる。
その瞳はとても優しいもので、やっぱりこの人は1人で抱え込む人だと、改めて思った。
貴『はい。必ず皆さんの所に戻って来ます。』
ペ「ｯ!A……」
リ「よし……良いな。コイツを信じて行け。」
全-リヴァイ･貴女「はｯ!」
ペトラさん達は、心臓を捧げるポーズをすると、バタバタと馬に乗り、それぞれ指示された方へと向かって行った。
その場に残っているのは、兵長と私だけ。
リ「おい。」
貴『何ですk((ｯ!』
ｷﾞｭｯ
何ですか？と問いかけようとした瞬間、体に温もりが伝わってきた。
数秒して、兵長に抱き締められているのだと理解した。
貴『？兵長、どうしたんですか？』
問いかけると
リ「絶対無事で戻って来いよ。俺は……大事なモンを失うのはもう嫌なんだ…………」((ﾎﾞｿｯ
小さな声でそう言った。
その声は、この3ヶ月では聞いたことの無い＿＿＿いや、普段の兵長では考えられない程、弱々しい声だった。
貴『勿論です。』
ｷﾞｭｯ
返事をすると同時に兵長を抱き締め返した。
すると、安心したのかゆっくりと体を離し
リ「なら良い。急に悪かったな。……約束は守れよ。」
馬に乗りながら、もう一度確認する兵長。
何で、そこまで
貴『なら、マント交換しますか？また合流する時返すという事で……』
リ「ほぅ、悪くない。」
そう返事をすると、テキパキとマントを交換しサッサと馬に跨り、走っていった。
兵長のマントは、暖かかったた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 134人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星夜覇月(プロフ) - りんかさん» すみません、私学生なんでテスト期間が今月あるんですよ。（遠い目）でも、楽しみにしてもらっている以上は、頑張って更新していきます！ (2019年6月11日 6時) (
レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 続きがとても気になります！大変だとは思いますが、これから最新頑張ってください！楽しみにしています(*´∇｀*) (2019年6月11日 2時) (レス) id: eeeeade8b8 (このIDを非表示/違反報告)
星夜覇月(プロフ) - アイスさん» コメントありがとうございます！これからも頑張って更新していくので、楽しみにしててください！ (2019年6月9日 9時) (レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 凄いドキドキがたまりません！頑張ってください、！！楽しみにしてます！ (2019年6月9日 1時) (レス) id: 32eaf54f36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月下誠 | 作成日時：2019年6月4日 18時
