３７魚 ページ9
元メンバーさん出ます。
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「あれ？お前もしかしてA？」
『ん？……お前ダイブー？！』
休日の午後。
スタバで動画編集と洒落こんでいた俺のたまたま向かいに座ったのは、1人の幼馴染だった。
「えっ、なっつかしー！お前退院したなら言えよな〜！」
『悪ぃ悪ぃ。つーかおめーも抜けてんじゃん何があったんだよ俺のいない間に』
「そこはあれだ。あー…トップシークレット」
気まずげにそう言って笑うのは元メンバー・ダイブー。
深くは追求しないが、スーツを着ているあたりまともに仕事をしているようだ。茶色かったはずの髪も黒くなっている。
モチモチした丸顔は相変わらずだが。
『そのなり見てっとあれか、どこぞの会社員ってやつか』
「まーな、お前は？」
『俺は絵描きってとこ。絵本とか小説の挿絵とか描いてる』
「へぇ…あの喧嘩上等のアイスクライマーがねぇ…」
うるせー昔のことだ、そう言って静かに笑えばまるで学生の頃に帰ったかのようだった。
しかし、楽しい時間ほどすぐ終わってしまうもの。
「いけね…俺そろそろ行くわ」
『おう、仕事頑張れ！』
「…なぁA」
『ん？』
「俺さ、…もうちょい人の気持ち考えられりゃ良かったのかもな。お前みたいに…」
ダイブーの横顔は、今まで見たどんな顔よりも悲しげに見えた。
『…バーロー。今そう思えてるならいい進歩じゃねぇか。しゃんと前見て歩けよ』
「…だよな。サンキュー、お前も頑張れよな」
『わぁーってるよ。』
「んじゃ、アデュー」
『おう、アデュー』
別々の道に別れても、あの日あの場所にあのメンバーがいたことは変わらない。
『人の気持ち、ね…』
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確かに目に余る発言も行動もあったけど、かけがえのない友達だったのは確かだと思うんです。
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ぐるり。(プロフ) - しみずさん» んわー！しみずさんありがとうございます！無意味なパート2ですが、今後ともよろしくお願い致します(ﾉﾟДﾟ)ﾉ↑↑↑ (2018年1月13日 9時) (
レス) id: d12cac2abb (このIDを非表示/違反報告)
しみず(プロフ) - わわわ、いつの間にパート２…！！続編おめでとうございます、これからもひっそりとファンで居させてください…！！無理のなさらない程度に更新ふぁいとです…！！ (2018年1月13日 3時) (レス) id: 516966c55c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐるり。 | 作成日時：2018年1月12日 18時
