３９魚 ページ11
「Fischer'sさーん！出てきてくださいよぉー！」
「ンダホー！ぎゃはは！」
「いんだろマサイよォ〜！」
「アイスくーん！お絵描きしーましょー！」
『諒、殴ってきてもいいかな？』
「やめろA。お前が許せねぇのはわかる。でもここで出てったらあいつらの思う壺だろ」
『でもよぉ…』
「俺らは大丈夫だからさ、ね？」
ここがFischer'sハウスだと分かってから、毎日騒音に悩まされている。
視聴者とは言えない迷惑者がザワザワとたむろしているのだ。
『近所迷惑ってもんを知らな…！！』
「なんだ？そのあからさまにイケナイ事を思いついた顔は…」
『んっふふ〜ちょっとコンビニ行ってくるから動画撮ってて〜』
「おい！A！ちょっとまて！」
シルクの制止を他所に、俺は玄関から飛び出した。
最高にいいことを思いついたのである。
「ねぇ、追いかけなくていいと思う？」
「ほっとけよンダホ。あいつやるって決めたら止まらねぇの知ってんだろ？」
Aが出ていってしまったので仕方なく3人で動画を始める。今日は家に来るな、という注意動画にするつもりだ。
「どーも、Fischer'sシルクです」
「マサイ」
「ンダッホ！」
カメラを回し始めてすぐにンダホが呼ばれたと思った次の瞬間…
『おいてめぇらぁ！そんな所で騒いでねぇでアスレ鬼やりにいくぞぉ！！』
大きな声がこだました。
「今のアイスじゃね？」
「何やってんだあのバカ！！」
俺達が窓から少しだけ覗くと、今まで外にいた連中を引き連れ走り去っていくAの姿が見えた。
『いつもの公園まで競走な！俺より早かったやつにはジュース奢る！』
「おっしゃみんな行こうぜぇ！！」
角を曲がり姿が見えなくなる瞬間、Aがこっちに向かってウィンクをした。
「ほんと、大バカ野郎だなあいつは…」
「まじで何考えてるかわかんないよね。まぁそれが楽しいんだけど…」
「…あ、カメラ……こほん、皆さんはもし何かしらの理由でFischer'sハウスの近くに来ても大声で叫ばないでください。」
「アスレで会った時は正々堂々と勝負挑んでくれれば受けるぜ。…シルクとアイスがな」
「俺らもちゃんとした挨拶から入ってくれれば邪険にはしないよ〜」
「んじゃ、アデュー！」
人間、礼儀が大切だからな。
数分後…
「ねぇAがお金足りないから持ってきてくれって」
「あの大バカ野郎！！」
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ぐるり。(プロフ) - しみずさん» んわー！しみずさんありがとうございます！無意味なパート2ですが、今後ともよろしくお願い致します(ﾉﾟДﾟ)ﾉ↑↑↑ (2018年1月13日 9時) (
レス) id: d12cac2abb (このIDを非表示/違反報告)
しみず(プロフ) - わわわ、いつの間にパート２…！！続編おめでとうございます、これからもひっそりとファンで居させてください…！！無理のなさらない程度に更新ふぁいとです…！！ (2018年1月13日 3時) (レス) id: 516966c55c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐるり。 | 作成日時：2018年1月12日 18時
