私はまだ生きています

続き ページ41

コネシマ「アイツが・・・Aがインカムで言ってた事でAが俺達をよく理解したのは此処に居る奴等全員分かっとる」

鬱「せやな」

コネシマ「国の為に・・・俺達の為に敵の城爆破してダルマみたいな状態になって？何が良いんや」

シャオロン「だっ誰もそれが良いとは言ってへんやろ」

コネシマ「同じやろ！今までのあの女だの俺達が痛め付けたのが幸か不幸か役に立った？たってへんわ！死に損なってずっと苦しむ訳やろ不幸じゃろが！」

グルッペン「それをお前が決める資格があるのか」

ロボロ「ちょグルさん！なに刺激しとんねん！」

コネシマ「あ？なんやグルッペン」

グルッペン「爆破で死に損なった？生き残った事が不幸？そんなんAが一言でも言ったんか！」

今までどんな時も冷静に判断していたグルッペンが歯を剥き出し方言駄々漏れで怒鳴り出した

トントン「グルさん！」

トントンが止めるが勢いは止まらず言葉はどんどん溢れた

グルッペン「嫌ならAは言語を理解した時逃げれば良かったのにしなかった、そして俺達を理解しようとし理解しこの結果を選んだ・・・死ぬ気で俺達をっ俺達が統治する国を守ったんや！」

椅子から立ち上がりコネシマに近付くと胸ぐらを掴みまた怒鳴った

グルッペン「我々国に栄光あれとアイツは言ったんや！このときの声にっ言葉に憐れみなんぞ無かった。アイツが放った言葉に俺達への不満は無かった！あったのは・・・俺達への思いやりだけや」

コネシマ「それがっいけんのやろ。もうアイツは自由に出歩けん、なにも出来ん。こんなんっ望んどらんわ」

涙を堪えているグルッペンだがコネシマは涙を流しながら地面に膝をついた

ロボロ「俺はAの気持ちを尊重したいけどな。Aが今も今までも不幸やったって言うんなら、終わりたいと望むならそれでええと思う」

エーミール「出来れば生きていて欲しいですが私もです。生きるのも死ぬのも逃げではありませんから」

鬱「まぁあとはA次第でええやろ。なぁ？チーノ」

チーノ「っ！・・・はい」

弱々しく返事をしたチーノはすぐに涙を拭き背筋を伸ばした

グルッペン「すまない、コネシマ」

コネシマ「いや、俺こそすまんかった」

グルッペンとコネシマも互いに謝罪しその場も収まった

どうも作者です→←会議のお時間

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す