恐怖 ページ41
私は先輩に抱き締められていた。
「好き」
先輩の口から絶対でなさそうな言葉。
クールで完璧主義の先輩。
その先輩が私のことを「好き」
あ「あのっ...///その...っ...!!//」
凜「返事はしなくていい。ただ俺が言いたかっただけだ」
先輩は顔をあげ、優しく微笑んだ。
先輩の頬は少し赤くなっていた。
そんな取り乱している先輩をみたことがなかった私。
心臓はﾊﾞｸﾊﾞｸとなり続けている。
時雨「ラブラブしてる途中に悪いんだけどさぁー。Aちゃんを離して??」
いつのまにか私達の近くに来ていた時雨くん。
金棒をもってゆっくり私達の方へ歩いてくる。
心臓はさっきのﾊﾞｸﾊﾞｸとは違う動きになった。
やばい。さっき先輩に助けられたんだった。
私が焦ってることに気づいたのか先輩は優しく撫でてくれた。
凜「安心しろ。俺がいる。」
時雨「Aちゃんは俺と契約によって[契り]を結ばないといけないんだよ?
Aは俺の物だから」
そう言うと先程まで前にいた時雨くんが後ろに来ていた。
はやい。
凜「....Aはものじゃねえだろ...」
時雨「君たちだって物のように閉じ込めてるじゃーん!君たちが言えたことじゃないよね」
先輩は思いきり時雨くんを睨み付けた。
さっきまでとはまるで違う表情をしていた。
背筋が凍るような鋭い目付き。
時雨「言い返せないの???んふふー...これだから吸血鬼は...www」
笑い出した時雨くん。
こわい。
私は少し震えていた。
でも、このままだといけない。
あ「で、でも...」
私は意を決して口を開いた。
あ「でも!!!時雨くんよりは私のことを考えてくれるし、優しいよ!!!」
時雨「へぇ〜...?」
私がいった言葉に少し笑った時雨くん。
時雨「やっぱりAちゃんも所詮人間だったんだった。優しさを求めるんだったね」
あ「っ....」
[所詮人間]という言葉に場にも言い返せなかった。
時雨「でも、散々血を吸われて、[優しい]なんて....Aちゃんもへ・ん・た・いだね
今度から優しく血を吸ってあげなくちゃ」
時雨くんは怪しい笑みを浮かべた。
私は震えが止まらなかった。
それにまた気づいたのか先輩は私の頭を優しく撫でてくれた。
凜「A。言わせておけ。鬼なんてあんなもんだ。」
時雨「言い返せなくてあんなもん呼ばわりはいい気がしないね....」
凜「黙れ」
その二人の言葉は凄く冷たい声だった。
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(＾ｑ＾)食べ物(プロフ) - hubukiさん» こんな10年前の作品にコメントありがとうございます！！！！！！！！！あなたの「あ」なんでしょうけど当時学生だったので申し訳ないです。拙い文章ですが見つけてくださってありがとうございます (7月11日 8時) (
レス) @page3 id: f76ef90d80 (このIDを非表示/違反報告)
hubuki(プロフ) - 自分のところだけ『あ』になってるの気になってしまう (7月6日 1時) (レス) @page8 id: 471b89b6da (このIDを非表示/違反報告)
莉緒 - きゃあああああぁ…ぁ…ぁ…？……ああ”！？で笑ってしまったWW (2021年4月21日 17時) (レス) id: cbb5fa2672 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ヴァンパイア小説の中で一番好きです!!私は蒼くん好きだなぁ…!! この小説、続きあるんですか??あるにしてもないにしてもこれからも頑張って下さい!!応援してますっ！ (2017年3月23日 21時) (レス) id: ccb5d6b8af (このIDを非表示/違反報告)
らいち// - I love ヴァンパイア！ 私はちっさいころからずっと、今でも魔系好きで、(今は母からもいわれるほどのちゅーにびょーだけど)面白かったです (2015年9月10日 20時) (レス) id: 8c63cc81ab (このIDを非表示/違反報告)
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