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｢審神者名A様、加州清光様、燭台切光忠様。改めまして政府にご協力頂きまして誠にありがとうございます。
私はA様の本丸の担当、鈴木と申します。
まずは、どうぞこちらを｣
そう言って鈴木さんは私たちの前に木で作られた箱を出した。
どうぞ開けてくだい。と言われたのでおそるおそる開けてみると、そこには綺麗な真っ白のマント、があった。
｢こちらは審神者専用のマント...外套となっております。
どうぞ、身につけてみてください｣
外套を箱の中から取り出し、清光に手伝ってもらいながら新品のそれを着る。
｢そちらの外套、私共が今回実装させて頂きました。審神者レベル.......つまり審神者様が刀剣男士を出陣させる度に上がる練度なのですが、1つそれが上がる事に背中の方に桜の花弁が1枚、増え続けて行きます。｣
｢だから私には今1枚の花弁がある、と.......清光みえる？｣
｢うん、これ可愛いね！主似合ってるじゃん？｣
｢えへへ、そうかな〜｣
なで肩の人は大変じゃないのかな...と謎の心配をしてしまう。
清光と光忠が生地がいい云々喋っていると、鈴木さんは咳払いをして、私たちの気を引いた。
｢まだあるんですよ。これです｣
鈴木さんが私に渡したのは、今度は小さい箱。
ゆっくりとあけると、そこには透明でまるで水晶のような宝石が着いている何かの留め具があった。
｢マントの.......留め具？｣
はい、と返事をすると鈴木さんは続けた。
｢こちらは審神者様と、1番初めに顕現した刀.......加州清光様にお手伝い頂く形となっております｣
鈴木さんの説明の通りに従って、それをしていく。
まず私が留め具を手で包み込む形で持つ。
少しひんやりした金属の温度が伝わっていった。
そして私の手を、清光の手でまた包み込む。
あとは霊力を留め具に込める。
もうそろそろ頃合か、と手を離して留め具を見る。すると、透明な水晶が真紅に染っていた。
｢わ、真っ赤になってる｣
｢清光の瞳の色だね.......！これを付けるんですか？｣
｢はい、どうぞお付け下さい。｣
少し動揺した声がした気がしたけど、私はそれに気づくことなく、留め具を付けてみる。
本当に審神者になったんだなぁと、しみじみと感じる。だってこんな事ついこの前は考えられなかったんだから。
付け終わると丁度、乗っていた車も止まった。
誘導に従い、車から降りる。
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風来(プロフ) - ふわなさん» コメントありがとうございます☺️週1〜2更新という頻度ですがこれからも楽しんでいただけるように頑張りますね！ (2022年6月28日 9時) (
レス) id: 8908671b11 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - とっても面白いです！1から本丸を作るっていう小説を探してたので助かります…！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！ (2022年6月27日 12時) (レス) @page15 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)
風来(プロフ) - 蝶姫さん» こちらこそ待って頂いて本当にありがとうございます！のんびり更新していきますのでどうぞ楽しみにして頂けると嬉しいです🙏 (2022年6月2日 11時) (レス) id: 8908671b11 (このIDを非表示/違反報告)
蝶姫(プロフ) - 再開ありがとうございます。本当に楽しみにしてました。更新頑張ってください。 (2022年6月2日 9時) (レス) @page11 id: 6ea3febf15 (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥(プロフ) - 初めまして！この作品、とっても面白いですね！すぐ好きになっちゃいました！更新頑張ってください！ (2020年2月1日 14時) (レス) id: 9576963819 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風来 | 作成日時：2020年1月6日 19時
