その怪奇現象、解決します

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「今宮さん、新しくできたコンビニご存知ですよね？」

6「まあ…」

「その近くで事故がおこったんですよ。
小学生くらいの女の子が、学校の帰りに車に引かれてなくなったんです」

やはりあのランドセルと花はそういうことだったのか。


「あ、つきましたね。行きましょう」

そう言って俺の車から降りると、花束を持って事故がおこったところまで走っていった。

「おそらくひき逃げでしょうね。あれだけ恨みを持つということは」

6「ひき逃げ…か……。

でもなんで俺に？」

お供えに行った人や通った人は数え切れないほどいるはず。

なのになぜ車で通っただけの俺が…


「今宮さんは、福岡県に住む人からすれば、いわばスーパースター……なんです(？)」

6「なんで疑問形や、スーパースターだわ」


「えへへ、すみません。

だからあなたについていけば、自分をひいた犯人が見つかると思ったんですよ。

あれだけの人数ですからね、ドームは。私もびっくりしましたよ」

6「なるほどなぁ、そういうことだったんだ」

そういって俺はしゃがんで手を合わせた。

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6「君をひいた犯人、見つかるといいね…」

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6「ところで、君の名前は？」

「あ、そういえば言ってませんでしたね。


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柳A

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ドームの近くのBARでバイトしてます。




怪奇現象のことならなんでも相談してください」



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それが彼女との出会いだった。

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