その怪奇現象、解決します

女の想いは霊よりも#51 ページ34

ねえ好き





あなたを初めて見た時から








ずっと好き






私の気持ちに答えてよ









どうして私以外をみるの？






ねえ、なんで？


こんなに愛してるのに






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上林side




51「……またか」




最近妙な視線を感じる


しかし後ろを振り返っても誰もいない


プロになってから頻繁に視線を感じることが多くなった。


疲れが溜まっているのかもしれないな。


51「………早く帰ろ」




俺はいつもより早く球場をでた。









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29「視線を感じる？」


俺は柊太さんに相談を持ちかけた

　
俺の話をきちんと聞いてくれる(？)先輩だ。


話すだけでも軽くなるから、かなり助かってる


29「ファンじゃね？」


51「っすよねー。

でも姿見えないんすよ」


29「瞬時に隠れんのかよ、そのファンすごいな」



わははと笑っていたが、俺としては笑い事じゃない


29「まあずっと隠し通せるなんて無理だろ。

姿現した時に言うしかないな」



お前、モテるからって贅沢な悩みしやがって〜

といって柊太さんは酒を一気飲みした




まあそうだよな…


ファンにつけられたのは一回じゃないし、そのときも注意できたし、なんとかなるか…

柊太さんに続いて俺も酒を飲んだ



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それでも視線は一向に消えなかった


さらに人の姿も見えなかった




ただ、時が経つごとに黒くおぞましいものが見えるようになった




51「なんなんだよこれ……！

俺をどうしたいんだよ……！」




柊太さんにも相談できず、俺は一人で頭をかかえた

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