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「…固まっちゃってるけど、大丈夫？」
『…あっ、あぁ…ごめんなさい…』
血の気が引き、凍らせられたように指先が緊張で固まって上手く動かせなかった。
震える手で商品をレジに通していき、会計を済ませる。
その一つ一つの動きを舐めるように見られている気がしてAはもういい加減にしてくれと心の底で顔をしかめた。
「大変だねぇ、こんな時間まで。ご両親が俺の職場近くのコンビニでAちゃんが働いてるって言うの聞いて寄ってみたら…タイミング良かったみたい」
つい先程Aは自分の中でスイーツを見てタイミングが良いと思っていたので、その言葉を聞いて心を読まれているのではないかと気が気じゃなかった。
それ程までにキヨの言葉全てにありえないような事まで深読みをしてしまって冷や汗が吹き出していた。
「もう終わるんでしょ？こんな時間に一人は危ないから送ってってあげるよ」
心臓が飛び跳ねた。
今まで感じたことも無い様な気味の悪さと恐怖で奥歯がガチガチ鳴ってしまいそうだった。
何故キヨの口から前の日に両親と話したことまで知ったような言葉が出てきたのか、まさか実家に盗聴器でも仕掛けられてるのではないかとAは勘ぐってしまう。
『いえ、大丈夫です！そんな事までお気遣い頂かなくていいので』
「聞いたよ？ストーカーに悩まされてるらしいじゃん」
キヨがカウンターに片手をついてAの瞳を覗き込む。
「殺されちゃったりでもしたら、嫌でしょ」
死にたくなければ着いてこい。
そんな風に言われた気がしてAは怯えて思わず首を縦に振ってしまった。
キヨは満足そうににんまりと笑みを浮かべて「待ってるね」と呟いた。
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なみの。 - 壊れちゃった主人公ちゃんのふわふわした喋り方好きです・・・！とっても面白かったです。 (10月17日 23時) (
レス) @page48 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
霜はっぱ - 完結おめでとうございます!衝撃の最後!!びっくりしまった。流石です(^^)こういうのいっぱい欲しいです!でもあなたの作品はあなたが操るべきなのでご自身の思うがままに書いてくださいね!ほんとにお疲れ様でした!! (2020年9月23日 23時) (レス) id: 03879a5800 (このIDを非表示/違反報告)
草の管理人 - 終わってしまったあああ!!!だがおめでとうございます!!言うのが遅れて申し訳無いです。想像の遥か上を行く最後で口が開いてしまいましたwほんとにお疲れ様でした!わがままですがこれからも病んでる作品いっぱい欲しいです…w (2020年9月23日 23時) (レス) id: 03879a5800 (このIDを非表示/違反報告)
蠍(プロフ) - るなさん» え〜！？いつもありがとうございます！本当に書いているだけでこちらも体力を削がれるものだったので魂を削って書いた甲斐がありました。そのお言葉大切にします！私もこの作品とてもお気に入りなので愛してやって下さい！最後までありがとうございました！ (2020年9月22日 2時) (レス) id: ade8825d25 (このIDを非表示/違反報告)
蠍(プロフ) - 千景さん» 心に刺さるなんてそんな！もったいないお言葉ありがとうございます！重苦しすぎるヤンデレはこれからも書くと思うのでその時はまたよろしくお願いします！ありがとうございました！！ (2020年9月22日 2時) (レス) id: ade8825d25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蠍
| 作成日時：2020年6月1日 0時
