第3話 赤 ページ6
楓side
あの後先生と式次を確認し、入学式の始まりだ。
ちなみに生徒会挨拶は毎年一番最初。
司「初めに、生徒会挨拶。生徒会長、朝比奈奏。副会長、朝比奈楓。」
苗字が同じ事に動揺しているのか、ざわつきだす会場。
そんな中足音を立てながら壇上に上がっていく私と奏。
奏「みなさんおはようございます。僕は生徒会長の朝比奈奏です。
僕たち生徒会は、副会長で、双子の妹である朝比奈楓と
今司会席に座っている書記長の伊東司の三人でなっています。
何か困ったことがあれば気軽に僕たちに相談してください。」
ここまで止まらずに言い切った奏はふぅ。と一度息を吐いてもう一度姿勢を正した。
会場は、新入生の「双子で生徒会だって!どっちも美男美女だな〜」
とか
在校生である生徒の「いつもは彼方君と四人だよね〜!全員容姿端麗で性格もいい!」や「うちの生徒会最高だよね!安心できるっていうか!」
という声が上がっている。
先生たちはそんな生徒のざわつきを止めようとするが全く収まらない。
そんなことを無視して奏は話を続ける。
奏「安心できるなどというのは当たり前です。安心、信頼できる組織。それが生徒会です。
これからの学校生活を、僕たちが支えていきますので、どうかよろしくお願いします。」
一気にシーンと静まり返った後、割れんばかりの拍手が鳴り響いた。
う、ここで話を渡されるのはかなり辛い。
楓「えー...この学校にふさわしい行動と、ふさわしくない行動。
それらを正しく認識し、充実しt((モブ「ねぇねぇ彼方君も挨拶したら?生徒会の一員のようなものでしょう?」え...」
彼「えー俺そういうの苦手なんだけど。」
彼方は私たちを配慮してやめようとした。
だが彼方の周りの女子の声は止まない。
モブ「そうだよ新入生もさっきから彼方君の事気になってるみたいだし!」
彼「ダメだよ。これは生徒k((楓「黙れ」?!」
楓「彼方は大切な友達なだけで、生徒会とは関係なんてねぇんだよ」
会場はシーンと静まり返った。(本日二度目)
楓「ここは生徒会挨拶なんだよ関係ねぇ奴らは黙っとけ」
...やってしまった。
奏「楓!目を覚まして!ここ入学式!」
楓「...失礼しました。とにかく彼方は巻き込まないで上げてください。これから、充実した生活を送っていきましょう。」
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ねこもち−猫餅-(プロフ) - すみません(´・ω・`)めっちゃ面白いですです!が、誤字を発見いたしましたので一応報告しようかと…。30ページのengelは、angelです!わざわざごめんなさい_(._.)_ (2021年1月3日 14時) (レス) id: 0f1902c80e (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - ありがとうございます! (2018年1月30日 21時) (レス) id: 1d006eee88 (このIDを非表示/違反報告)
赤メガネのくせに緑が好きだ(プロフ) - にゃーさん» テキスト選択は文字を長押ししていただくと青くなり、いわゆる「選択」の状態になると思います。それを広げてくださると、文字が見えると思います!ですが、私の方ではAndroidでしか確認することができなかったので、iPhone等はできない可能性があります。すみません。 (2018年1月30日 19時) (レス) id: 6d19e4819c (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - えと…テキスト選択ってどうやってするんでしょうか…(泣) (2018年1月29日 22時) (レス) id: 1d006eee88 (このIDを非表示/違反報告)
春星千風波(プロフ) - 月見だんごさん» ありがとうございます! (2017年11月22日 17時) (レス) id: 0c4f4061b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月見だんご 赤メガネ x他2人 | 作成日時:2017年4月30日 22時