【歌い手】双子の歌い手は正反対なようです

第21話　月 ページ24

奏side

意識を失った楓を抱き抱えて、校門に向かいながら救急車を呼ぶ。

奏「楓···ごめんっ···」

また、守れなかった。

小さい頃から楓はよく虐められていた。

その度に俺が庇っていたけれど。

1度、守れなかった事がある。

それが、あんな事が起こった引き金となった。

また、同じようになってしまったら。

奏「意味、無いじゃん···」

校門に着くと同時に救急車も到着して、楓と一緒に乗り込む。

どうか。

もうこれ以上、楓を傷つけないで。


司side


家に帰ると、奏からメッセージがきていた。

奏＜今すぐ○○病院に来て

司「···まさか」

嫌な予感しかしない。

スマホしか持たずに、制服のままで家を飛び出した。

────どうか無事でいて。


彼方side


奏が学校の方に戻っていってから、途中で翔太と会ったから2人で帰っていた。

すると、ブブッと通知がきた。

某メッセージアプリの画面を開くと司からだった。

天「どうしたんですか？」

と翔太が画面を覗き込んでくる。

でも、次の文を見ると2人共絶句した。


司＜楓が怪我したかも知れない。○○病院に来て


彼「は───?」

嘘だろ。

楓が？

天「先輩っ！早く行かないと···」

その翔太の言葉で我に返った。

彼「そうだな···」

そうして駆け出した。


───────

月曜日に中間全部返ってきました。

圧勝です。

それなのにお小遣い的なもの貰えない。

酷い( ＾ω＾ )

そして私はホルンパートとなりました。

(交代で)1日1更新頑張りたいと思います。

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