子供扱い禁止！3【木村良平】

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良平side








ご馳走させてくれとAの家に招待されてお言葉に甘えてお邪魔した
今日やーーーっと手料理を振舞ってくれるらしい



あのインタビューから絆創膏だらけの手を見てすぐピンっと来た
俺があんな事言ったから頑張ってるんだ
可愛い笑





座ってAが料理してる姿を後ろで眺めた
不慣れな手つきで包丁を扱うのを見てちょっと心配にもなったけどなんとか切り終えたみたいだ









貴方「な、なんですか！」








見すぎていたのか振り返って照れくさそうにしているAを見て心の中でクスッと笑った








良平「頑張ってるな〜って思って笑」

貴方「そりゃ頑張ってますよ！真剣勝負ですから！」

良平「何と戦ってんの笑」

貴方「えへへっ、もうちょっとだけ待ってて下さいね！」









鍋に切った食材を入れて炒めた後鍋に水を入れていた

わざわざ計量カップ使うなんて笑
本当に可愛いな


どこまでも不慣れで何度もレシピを見返しているAを見ていたらなんだか凄く心が安らいだ









貴方「もう〜！なんですかさっきから！」








また無意識に見つめすぎていたのかちょっとむくれた顔で俺に視線を合わせた









良平「んー…可愛いなって思って」

貴方「えっ…な、なんですか急に！何もしてませんから！」

良平「頑張ってるの可愛いな〜って」

貴方「っ…良平さんの為に頑張ってるんです！」

良平「うん、可愛いね」

貴方「あ、あんまり可愛いって言わないで下さい！恥ずかしい！」

良平「だって可愛いんだもん」

貴方「もう！」









可愛いって言っただけであんなに取り乱すなんてな笑
普段から恥ずかしげもなく抱き着いてきたり好き好き言ってくるくせに…笑



怒ってそっぽを向くAの耳は真っ赤で全く隠しきれてなくてそれを見たら自然と笑ってしまった



どこまでも可愛い俺の彼女さん









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