カレカノごっこ4【梅原裕一郎】

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父「いい加減に「社長」…関谷」


関谷「今回の結婚は無かった事にしましょう」


貴方「！」


父「君まで何を言い出すんだ…！」


関谷「彼には敵いませんから」








フッと笑って答える関谷さんはチラッと裕一郎くんに目を向けた









関谷「君のせいでAちゃんは随分とおてんばさんになってしまったよ。昔は引っ込み思案であんなに大人しかったのにまさか部屋の窓から外に抜け出すなんて…笑」


梅原「そうですか？こいつは元から結構やんちゃですよ」









や、やんちゃって…そんな事ないよ！
関谷さんの言う通り裕一郎くんに出会ってなかったら窓から抜け出すなんてことしなかった。









関谷「僕の負けだよ。2人の間に誰かが入る隙なんて無い。社長ももう分かってるんじゃないですか？」


父「…」


貴方「お父さん…私、昔の自分が嫌いだった。何しても上手くいかないしお父さんが思うように出来ない。いつの日からか自分の気持ちを抑えてとにかく迷惑をかけないようにって思いながら過ごしてきた」


父「…」


貴方「けど裕一郎くんや皆と出会って少しずつ変われたの。自分の事前よりも好きになれたしちょっとだけ自信もついた。やっと自分の気持ちに正直に生きたいって思うようになった」









私の話をどこか後ろめたさや罪悪感を抱いているような険しい表情で聞いてくれている父に真っ直ぐ目を見て続けた

もう自分の気持ちに嘘はつかないって決めた









貴方「私は裕一郎くんと一緒にいたい」


父「…」








この先きっと彼以上に好きになれる人なんて現れない
裕一郎くんの隣じゃなきゃ嫌だ








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