カレカノごっこ4【梅原裕一郎】

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梅原「A」







事前に行く事を伝えてから裕一郎くんの家に向かい、最寄り駅に降りると名前を呼ばれて驚いた








貴方「裕一郎くん…！どうしてここに？」


梅原「早く会いたかったから」


貴方「…！さ、寒かったでしょ…？」


梅原「大丈夫」







早く会いたいだなんて…
私だって今日1日ずっと裕一郎くんの事考えっぱなしだった。ううん今日だけじゃなくて毎日かな


自分から考えておいてちょっぴり恥ずかしく思っていると手を差し出されて自分の手を重ねた


やっぱり冷えてる、どのくらい待っててくれたんだろう
冷たい裕一郎くんの手を温めたくていつもより力を込めて握り返した









貴方「お邪魔します」






何度も来ているけど未だにちょっとだけ緊張してしまう







梅原「ココアでいい？」


貴方「うん、お願いします」







ソファに腰を降ろして待っていると私の分のココアと自分の分のコーヒーを持ってきて隣に腰を降ろした








梅原「俺の分のチョコ早く頂戴」


貴方「えっ！？」








なんで渡しに来ている事がバレたんだ
それに「俺の分」って…皆に上げたこと知ってるんだ

不思議に思ってると携帯を取り出して画面を私に見せてきた


そこに写っていたのは私が皆にあげたクッキーの写真だった








梅原「自慢された」


貴方「なるほど…笑」


梅原「俺が1番に貰いたかったのに」


貴方「ご、ごめんなさいっ…でも裕一郎くんだけ特別なもの用意しました」









拗ねている裕一郎くんに慌てて綺麗にラッピングした箱を差し出した

すると嬉しそうに笑ってリボンを解き始めた
裕一郎くんのこういう子供っぽい所好きだな〜笑








梅原「おー、トリュフだ」


貴方「結構甘さ控えめにしてみたんだ」








早く感想が聞きたくて食べるのを待っていると中々手をつけない裕一郎くんを不思議に思っていると私にチョコを返してきた








梅原「食べさせて」


貴方「えっ」







ビックリした。いらないって意味で返されたのかと思った
ちょっと躊躇ったけど裕一郎くんからのお願いなので仕方なくトリュフを手に取って口元に持っていった









梅原「違う」


貴方「えぇ！？」







食べさせてって言ったのに！
どういうこと？？

裕一郎くんの気持ちが分からなくてハテナを浮かべているとニコッと笑って口を開いた









梅原「口移しして」


貴方「……えっ」







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