Ｎｏ．１０ ページ10
勇乃(母)「あら、お帰りー！」
轟「遅かったな」
A「何故(とどろん)居る」
轟「いつもの事だろ」
A「はぁ…ちょっと部屋で寝てくる」
２人：？？
全力疾走で帰って来たから疲れた
それにアレ使っちゃった
私はいつも手袋をしている
それにはきちんと理由がある
私には目を見て相手を石にするだけではなく、もう１つ個性がある
それは手で触れたモノを何でも粉々にする個性だ
もちろんそれは人も触れたら粉々になる
だから普段から手袋をしている
人を石にする、手に触れたら壊す…どんな個性の持ち主だよ
だからお風呂とか入る時も大変なんだよ
私のこの手袋は私専用で作ってもらってるから触れても破れないけどさ
轟「手がどうした？」
A「わっ！と、とどろん！いつの間に入って来た！？」
轟「今だ、手を見つめて何してる？」
A「いや、別に…」
昔会った誘拐しようとしたお兄さんに会ったなんて言ったら大ごとになりそうだから黙ってよう
轟「大丈夫か？」
A「え？」
轟「俺がいろいろ勝手にお前の進路決めてるだろ？お前の精神とか、大丈夫か？」
A「何今さらの事言ってんの？全然大丈夫だよ
それに決まった事は一応やるって決めてるから
ていうかそう思ってるなら勝手に決めないでよ」
轟「よかった」
A「最後の一文は無視ですか？」
でもまぁ、とどろんも私の心配してくれてたんだよね
ありがとう、とどろん
でもあまり無理なことはしないでね
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