【黒子のバスケ】人狼ゲーム NEXT INNOVATION SECOND

３日目…６ ページ21

＿＿side








ガチャ＿＿






「…そんな気がしてた」


「だろうね」


「お前がずっとあっちに肩入れするからさ…俺らは本当に敵同士だったんだな、"樹璃亜"」


樹璃亜「そうみたいね、"樹希也"。あんたマジであの女に惚れてんの？」


樹希也「一目惚れっていうやつ」


樹璃亜「ははっ、ウケる…まぁ、今夜アンタを殺せば明日、明後日で終わる」


樹希也「それは無理だな、俺がそうさせない」


樹璃亜「今から死ぬのに？」


樹希也「死ぬからだ」


樹璃亜「はぁ？」


樹希也「お前は負ける、村人が勝つ」


樹璃亜「ははっ、この状況で？おなじ双子でいつも考えが一緒なのに…こんな時に違くなるなんてさ…

これも私たちの運命だったのかもね…時間も取りたくないしもう死んでもらうね」








俺は抗わない


今日死ぬのは分かってた


霊媒師ってこんなもんだろ


本当はAちゃんと生きてたかった


でも最後まで信じて良かったかもな


最初で最後の一目惚れした女


それを最期に信じ切れてんだからいっかー








グサッ＿＿








樹希也「ぐぁっ…」


樹璃亜「大丈夫、安心しなって…すぐ六見も連れて行くから」((ﾆﾔｯ







それはない


行くのはお前と伊吹だ







樹希也「じゅ、りぁ…さき、まって、るっ…じご、く…でなっ…」((ﾆﾔｯ








意識が遠のいて行く


これが死か


痛いのは痛い


けど何処か清々しいわ


Aちゃん…








樹希也「いき、ろ……」









＿＿_


＿＿＿＿＿＿








樹璃亜「ごめんね、樹希也…ごめんっ…あんたの分、わたしは生きる…あんたの片割れの私が…あんたの分まで…負けられない…わたしは負けられないんだよっ」

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