第32話 海上部副隊長 ライム ページ31
またやるんですか……
それが僕の感想だった。まあ良いんですけどね
僕自身、戦争は僕の能力の成果を見せるところとしか
考えたこと無かったからだと思う
「にしても……最近、戦争多くないか?
う〜ん……命知らずしかいないのかな?外交官の人らは」
国をバカにしたこと、相手のことを思ってないこと
外交官殿の地雷を踏みまくったこと、後は皆が書記長様大好きだったこと……
はっきり言ってお馬鹿だな……?最後はまあ──この国の最大の特徴のせいだろう
そんなことを思いながら足を進める
海上部隊の出航準備に取りかからないと多分間に合わない
だって、隊長は書記長様大好きなんだもん
もちろん僕も書記長様を尊敬しているよ!当然だよね?
「隊長……出航の準備ってどうします?」
「いつもより多めにしてくれ──舐めた連中に制裁を加えるためにな!」
あぁ……やっぱり──こうなった
絶対にこうなるんだよなー!知ってたよ、知ってたよ!
「了解しました、隊長は?」
「少し動いてくる、準備が終わり次第出発する」
「はっ」
心の中でため息を少しつきながら隊員の人たちに指示を飛ばす
速く、的確に、連携してをモットーにやれと付け加える
隊長は厳しすぎるから多少は優しくはしている
けど厳しくしないと甘ったれた存在になってしまうからな
「ライム副隊長!この船は?」
「それは向こうに移動させてくれ
終わり次第、即座に準備を!出発するからな」
「はっ!」
「優しい」「隊長とは大違い」とか言ってるけどにわかがいるけど
僕はクロノ隊長が海上部隊に相応しいと思ってる
能力もさることながら体調の素質というものをクロノ隊長は兼ね備えている
そこに僕は尊敬している。だから、クロノ隊長をバカにしたら叩きのめしている
だって隊長は僕より素晴らしくて、すごくて、実力も上なんだから
「それに、僕は別に上なんて目指すつもりないし
──にしても、今回の国は海があってよかった…………」
もしこれで海がなかったら海上部隊の出番がなくなるし
それに給料泥棒とか言われたくない
どこを見ているのか、節穴なのかと言いたくなってしまう
実力不足でバカにされたら僕は相手を生かして上げれるか怪しくなる
「はぁ……とりあえず今回の戦争も勝つか」
少し目が怒っている彼女をよそに出航準備は終わりを迎え
各自、乗ったことを確認
それを見、彼女も乗り込んだ
「出航だ!」
その言葉を聞き届け、船は走りだした
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桜吹雪@低浮上(プロフ) - 更新しました! (2021年9月4日 14時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@低浮上(プロフ) - すみません!書き直しますので更新します! (2021年9月4日 14時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@自作小説低更新(プロフ) - 書くの忘れてました!すみません!更新しました! (2020年10月9日 18時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@自作小説低更新(プロフ) - 更新します! (2020年10月6日 19時) (レス) id: c919c9fb7a (このIDを非表示/違反報告)
するふぁ@givehappiness(プロフ) - 更新しました (2020年3月3日 16時) (レス) id: 07edb2e3d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グラーヴ連邦同志一同 x他4人 | 作者ホームページ:http
作成日時:2020年1月8日 20時