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第16話 特殊部隊隊長アスル ページ17





会議終了。


「ふぁー…今回の仕事は所要人物の暗殺かぁ…俺ちゃんまだ眠いんだけどな……」


俺は欠伸をしながら会議室を出た。

ちなみに会議では俺は殆ど寝てたよ☆
皆の目がちょっと冷めてたけどそれはさておき。

えぇ別に相手くっそショボいへなっちょこへっぽこ小国なんだし俺ら動く必要性なくねぇ?(酷い)
いやでも書記長さんが言ったしなぁ…逆らえねぇか…。

ということで。


「俺の隊の活動時間は夜だし…寝るか!」


はいじゃあおやすみ〜!



――。



深夜2時過ぎ。
俺は敵のへなちょこへっぽこ小国(以下へなぽこ小国)の軍の本拠地に一人で潜り込んでいた。

本来ならこういうのって二、三人で来るべきなんだけどね。
俺の能力上それは無理だと。
だからうちの部隊の子は後から来る。

それまでは俺が単独で潜入だ。わー悲しーなー俺ちゃんぼっちじゃーん。


「おっじゃまっしまーす…っと」


窓からの不法侵入を慣れた手つきでする俺。
戦争間近なのになんで窓の鍵閉めないんだろうね。馬鹿なのかな。


「…静かだねぇ」


時間の関係もあってからか、本拠地の中は静かだった。

歩くたびにぎぃぎぃ軋むやかましい床を歩きながら、俺はへなぽこ小国の軍のお偉いさんの部屋を探す。

それは、割と呆気なく見つかった。
というか俺が不法侵入した部屋の真横だった。マジかよラッキー。

そっとドアノブに手を伸ばす。

緊張の一瞬だ。
何故なら、こういうお偉いさんの部屋には、大体トラップがあるからだ。

手を掛けた瞬間電気ビリビリとか。
手を掛けた瞬間矢が飛んでくるとか。

いくらへなぽこ小国でもこのぐらいのトラップはあってもいいだろう。

…と謎に緊張していた時期が俺ちゃんにもありましたとさ。

「あっ開いた」

開いた。
がちゃりと言う音を立てて、扉は簡単に開いた。

「…えーマジか」

そう思ったし、実際声にも出していた。

おいおいへなぽこ小国さんよ。
いくらなんでもこれは酷いぞ。
もっと防御硬くしようよ。

そんな感じで意見を言ったりもしていた。

…まいっか、楽だし。

俺は何も疑わずにお偉いさんのベットに近づいた。
お偉いさんのおっさんはすやすやと寝ている。

ごめんねぇおっさん。
いい夢見てるかもだけど。

――俺ちゃんの国の為に、その命と、お別れしてよね?

笑みを浮かべてもう一歩、と足を踏み込んだ。

その瞬間だった。

俺が踏み込んだタイルが機械的な音を立てて沈み、本拠地の中に警報が鳴り響いた。



第17話 特殊部隊隊長アスル→←第15話 書記長ソビィー



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桜吹雪@低浮上(プロフ) - 更新しました! (2021年9月4日 14時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@低浮上(プロフ) - すみません!書き直しますので更新します! (2021年9月4日 14時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@自作小説低更新(プロフ) - 書くの忘れてました!すみません!更新しました! (2020年10月9日 18時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@自作小説低更新(プロフ) - 更新します! (2020年10月6日 19時) (レス) id: c919c9fb7a (このIDを非表示/違反報告)
するふぁ@givehappiness(プロフ) - 更新しました (2020年3月3日 16時) (レス) id: 07edb2e3d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グラーヴ連邦同志一同 x他4人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年1月8日 20時

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