〚追加情報〛 ページ14
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〚ウーアシュプルング〛
正式には【識別呼称名:シャード】。
【蒼い月】に存在する唯一の生命体にして、【蒼い月】そのもの。人型の生命体。
通常時の規模は目測160cm程度であるが、大きさは自在に変えられる模様。地に着く程度の長さの白銀の髪と、【蒼い月】の光に似た青の瞳、『人ならざる』の形容が相応しいほどに整った容姿を保有する。
【蒼月片】を地表に撒き、【エネミー】を産み落とす機関の最大にして最終の敵。
『星』とはそもそも小さな生命体であり、その姿は小さな細胞が群れをなして形成する我々人類の体に似つかわしい。人類の体に脳や口があるように、星にもまた『脳』『口』の役割を務める部位が発生する場合がある。【蒼い月】におけるそれこそが、このアーキタイプ・シャードである、と考古学者は推察する。
詳細不明、目的不明。20年前――【蒼い月】が地球を旋回し始めた頃には人語を解さなかったものの、2年後には人語を完璧に操る姿が目撃されている。
【蒼月片】をゲートに地表へと現れるが、戦闘の指揮をする気配もなければ自ら積極的に害す気配もない。ただそこに存在しているだけ。
また多くの犠牲の果てに地表へと出現したアーキタイプ・シャードの討伐成功記録があるものの数時間後別の【蒼月片】より出現が確認されているため、【蒼月片】より現れるのは本体ではなくあくまで分身体であると推察される。
ただ一度、長時間に渡り人類と接触し会話した記録があるものの、接触した人類は死亡、音声記録も取れなかったことから何が目的だったのかは分からない。

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作者名:はてな | 作成日時:2025年1月4日 22時