【銀魂】空から女の子が降ってきました。17

第六百五十二訓 ページ9

.





桂君の話の要点をまとめると、斉藤君がやばい人だっていう事だった。まあ内部粛清してる人だからねー。



それに、裏切り者を隊に引き入れて人知れず処断しているのだとか。







わー……それってー………………









.









新八「お前の正体もうバレてんじゃんん！！！」








…………バレてるってことじゃね？







『桂君アホ？斉藤君が裏切り者を隊に入れて処断している…そして攘夷志士の桂君が隊に入れられた…

ぶち殺されるって事分かんない？』



桂「フッ、俺の正体が本当にバレているのならもう殺されている筈だ…まだ疑っている段階なのだろう」






いや斉藤君に少しでも疑われている時点で自分に何か落ち度があったと気付け。






銀時「ヅラ、お前が粛清されようがアフロになろうが自由だが厄介事持ち込むのは辞めてくんない？殺すよホント」



桂「何を言う銀時！お前も連中が邪魔だったのだろうが！！」



銀時「やるならテメーだけでやれっつってんの。俺達を巻き込まないでくれる？」






ていうか桂君の斉藤君に対するイメージが残酷な粛清者で定着してんのウケるね。斉藤君喋るの苦手なだけなのに。






銀時「もういいよヅラは。それよりAの方だ、どういう手紙渡されたんだよ」



『…………え？』






え、急に話が回ってきたんだけど？？


ていうか私、桂君というおバカが居る状態で相談とかしづらいしまずしたくないよ？？





(……まあでも桂君はこのまま従順に帰るはずもないしな…しょうがないか)






『…………えと、これとこれなんだけど…』






懐から斉藤君から貰った恋文二通を取り出す。


最初は人から貰った手紙を他人に見せるのはな…と思ってたから相談やめといたんだけどマジでどうすれば分かんないから許して欲しい。






『……………二通目は勇気が出なくて見てないんだ。一通目の内容はその、聞かないで欲しい』






銀時君達に一通目だけを渡す。

新八君と銀時君は興味深そうに、神楽ちゃんは恋バナでテンションが高いのかノリノリで見た。可愛い。









.









.









「「「………………。」」」





『…………。』









.









ごめん真顔で手紙読むの辞めてもらっていいかな？







銀時「……A」



『ぁ、なんだい？』



銀時「お母さんは交際許しません。振りなさい」



『誰が破談させろっつった？？』









ー

第六百五十三訓→←第六百五十ー訓

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す