【銀魂】空から女の子が降ってきました。17

第六百五十八訓 ページ15

斉藤君が探していたのは桂君ではなく厠だったという事が判明した先程の出来事。






銀時「極度の無口ってのァ本当らしいな…」



『うん…ああ見えて色々背負ってる子だからね』



新八「いや無言でウンコ置き去ってくってどんな警察！？一体何を背負ってんですか！！」






しみじみと言った感じで斉藤君との初対面の出来事を頭の中で振り返っていると。






神楽「……いや、置いていったのはウンコの残り香と手紙だけじゃないみたいアル」



『……？』






神楽ちゃんがトイレに置いてあったらしい、封筒と紙を取ってこちらに見せた。斉藤君が置いていった物？






『神楽ちゃん、それは……？』



神楽「分からないけどアイツが置いていったってのは間違いないネ。えーっと中は……」






紙をよく見てみると「依頼書 万事屋さんへ」…と、表に書いてあり。







新八「仕事の依頼に来てたのォォォ！？！？」







マジで？私斉藤君が仕事の依頼と厠を借りに来たってだけで乱闘になるんじゃないかヒヤヒヤしてたんか？


やべぇ何か超損した気分。自分で選んで買った商品が違う店舗では半額の値段で売られてたみたいな気分。







銀時「お、おいヅラ…これって……！あれ、」



『……？銀時君どうし…ぇ、』



銀時「…………ヅラは？」






桂君も、いつの間にか万事屋から消えていた。斉藤君を追いかけにでも行ってしまったのだろうか。



まあとにかく、だ。






『とりあえず依頼書見てみたらどうだい？』



銀時「あぁ…そうだな」






斉藤君の依頼とやらを見てみる事にした。








.









.









"万事屋さんへ


突然の手紙、お許し下さい。
私は都内に勤める公務員のƵという者です。

今回、長年一人で抱えてきた悩みを解決してもらいたく匿名で手紙を書かせてもらいましたƵ"






新八「いや匿名だけど丸分かりなんですけど。色々丸出しなんですけど」







てかやっぱり斉藤君万事屋への手紙でも語尾Ƶなんだね。あと偽名Ƶって何？？偽名にする気ある？？









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