Flower Garden８

ひと夏の恋３ ページ5

それから2人で
夜ご飯を食べて
色んな話をしていた。





「んー…私は優しくされるとすぐ好きになっちゃう〜////」


と照れている晴美に
心の奥がモヤッとなる。




くすぶる気持ちをかき消すように
ハイボールをぐいっと飲んだ。







すると

「ねぇさっきから結構飲んでるけど大丈夫ー？」

なんて顔をのぞき込む晴美。




「べ、別に平気っ、、////」


素っ気ない返事しか出来ない自分に嫌気がさす。







『損するタイプだなー』

と苦笑いした楓ちゃんの言葉が今、胸に刺さる。






ふと晴美をみると
夏恋に合わせているのか
いつもよりお酒のペースが早い。





「ちょっと晴美？いいよ合わさなくて(笑)
晴美弱いのに無理して飲んだら明日キツいよ？」




「えー？これくらい大丈夫だよ〜！」




と笑っているが
目がトロンとしてきている。




ダメだよ…そんな顔みせないで…


もう、自分の気持ち
抑えられなくなってしまうから……。





ため息を1つついて

「だーめ。明日、顔むくんじゃうよ(笑)」

なんて言って
晴美のグラスを奪い、残りを飲み干す。





その姿をまっすぐ見つめる晴美の瞳に
やっぱり勘違いしそうになる。






グラスを置き

晴美にお水でも入れてこようかと
立ち上がった時

グッと腕を掴まれた。




「な、、なに？晴美っ…////」




「ねぇ夏恋ちゃん……////」








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