刀剣女士 さんじゅうに！ ページ38
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あれから数時間、手伝い札を使ってなんとか全員手入れを終えた。
最も傷が酷かったのはくろと今剣で、今剣はついさっき目を覚ましたものくろはまだ眠ったままだ。
翠「長谷部」
布団に入って眠ったままのくろの隣に座り、看病し続ける長谷部に話しかけるも、返事は返ってこない。
…なんだかんだ言って一番心配してるのは長谷部だろうな。
まあ、一番長くいて、お互い信頼しあえる相棒見たいなものだ…仕方ないか。
翠「長谷部、お前は悪くない。今回部隊が壊滅的被害を受けたのも、くろが重傷を負ったのも決してお前のせいじゃない。」
長谷部「…ですが俺は、」
翠「お前は悪くない！誰も検非違使が出るだなんて知らなかった。俺だって知っていたら部隊の構成を考えたり何らかの対策は取ってる。」
長谷部「……」
やっぱり駄目かぁ…。
責任感の強い長谷部だからこそ、今回の件は荷が重いよな。
翠「皆折れずに帰城出来たんだしそれでいいだろ？これも隊長である長谷部のおかげなんだから！」
長谷部「あるじ…」
翠「そんな目で見んなって…いつものお前は何処に行ったんだよ」
長谷部「…っ、主！もし…もしくろが目を覚まさなかったら俺を…刀解してください」
翠「…へ？」
長谷部「こうなったのは俺の責任です…身をもって償う覚悟です」
いやいや…そんなことしたら俺がくろに殺されんだけど！！
翠「むりむり、刀解とか出来ないって！」
長谷部「ですが！！」
翠「長谷部は俺のこと信じてないのか？俺と薬研が全力で手当てしたんだぜ？目を覚ますに決まってんだろ！そうやって馬鹿みたいに落ち込んでたら…それこそくろに認められる審神者になんてなれねーよ！」
長谷部「認める…」
翠「ああ！俺はくろが胸張って主だって言える審神者になりたい。そこにはお前もいなきゃ意味ない。他のへし切長谷部じゃ駄目なんだよ。お前じゃないと駄目なんだ！！」
翠「だから長谷部…今はくろを信じて生きてくれ」
長谷部「っ…はい」
俺は眠り続けるくろに目を移した。
翠「絶対に俺はお前に認められるような審神者になる！
だから…待っててくれよ？」
翠「さて…そろそろ夕餉だ。いくぞー長谷部」
長谷部「はっ！」
霊力めっちゃ使ったから腹減った…。
『………』
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聖カコ(プロフ) - 作者名、確かに響きがいいですね。この作品に癒やされてます。いつも更新感謝です。 (2019年4月23日 22時) (
レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - 素直じゃない長谷部可愛い。宝箱イベ、宝箱の鍵は出ても蔵の鍵が出ない・・・ (2019年4月10日 21時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
月下(プロフ) - 長谷部の小説少ないので嬉しいです！基本的に箱推しなので、みんなの分読みたいんですよね〜。更新頑張ってください！ (2019年4月4日 13時) (レス) id: 44bf1c6ca4 (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - 我、長谷部沼の住人なり・・・伽羅ちゃんも大好きですが。面白いです。更新頑張ってください！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
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