刀剣女士 じゅうさん！ ページ17
薬研side
やっぱ速えな、くろ姉さんは。
そりゃあ長谷部の旦那と元主んとこで毎日のように駆け回ってた(くろ姉さんの悪戯に長谷部の旦那がキレて追いかけ回してた)んだから納得いくが…。
厚「おいおい…もうほとんど捕まってんじゃねーか」
薬研「流石くろ姉さんだ」
厚「でも太刀だろ？いくらなんでも限界ってもんがあの刀にはないのかよ…」
薬研「ははっ、それを言ったら長谷部の旦那もだな」
俺っちと厚が屋根の上で駄弁っていると、背後から何かの気配を感じ取った。
ﾋﾞｭｯ
薬研「！…いつの間に、」
『とかいって気づいてたでしょ〜』
いや、全然気づかなかった。
すぐに横へ大きくずれたが…危なかったな。あと少し遅れていたら、俺っちは間違いなく捕まっていた。
厚「本当に太刀か…？」
『んー、よく言われるけど…太刀だからって理由で舐められるのは好きじゃないなぁ』
薬研「まあ、姉さんは別格だからな」
『それ言ったら長谷部なんてお化けじゃん』
薬研「機動お化けって異名はついてるぜ」
『あ、そうだった』
こんな会話をしつつ、俺っち達は避けるので精一杯だ。
もはや鬼ごっこじゃなくてただの殴り合いなんじゃと思えるほど。
乱「やげーん！あつー！がんばってー！」
五虎退「が、がんばってください！！」
愛染「そこだ！やっちまえくろー！！」
『ちょ、呼び捨て！？僕君より多分年上だけど！？』
「ひっどいなぁ〜」とか言っておきながら、俺達を捕らえて逃がさないくろ姉さんの瞳。
それから数分して、俺っちと厚は捕まっちまった。
厚「うぁあ…まじかよ」
『短刀なのにだっさ〜い！！』
厚「うわ腹立つ」←
『でも実際太刀に機動で負けたじゃん』
厚「うぐっ」
薬研「くろ姉さん、そこら辺にしといてやってくれ」
『…しっかたないなぁー』
その後くろ姉さんは残りのやつらを捕まえにフラフラと歩いて行った。
後残っているのは……三人…か。
お小夜と今剣と…あぁ、＿＿だな。
薬研「くろ姉さん相手じゃあ、時間の問題だろうな」
「薬研兄さーん！」
薬研「おー、今行くぜ」
薬研side終了
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聖カコ(プロフ) - 作者名、確かに響きがいいですね。この作品に癒やされてます。いつも更新感謝です。 (2019年4月23日 22時) (
レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - 素直じゃない長谷部可愛い。宝箱イベ、宝箱の鍵は出ても蔵の鍵が出ない・・・ (2019年4月10日 21時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
月下(プロフ) - 長谷部の小説少ないので嬉しいです！基本的に箱推しなので、みんなの分読みたいんですよね〜。更新頑張ってください！ (2019年4月4日 13時) (レス) id: 44bf1c6ca4 (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - 我、長谷部沼の住人なり・・・伽羅ちゃんも大好きですが。面白いです。更新頑張ってください！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
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