刀剣女士 はち！ ページ12
翠「…妖刀……怪刀ぉぉおお！？」
え、まじで？
長谷部「実際はそんな力あいつには微塵もございません。しかし、その切れ味と美しさに軽々しく目をつけた者は皆、何らかの形で不幸になりました。
変死、打ち首、家族の死…その築き上げた名声やら権力やらを失う者もおりました。
……あの男…織田信長のことは相当気に入っていた様ですが…」
なるほど…今は様子を見ているだけと言うことか。
確かに…言われてみるとあいつが俺のことを“主”と呼んだのは鍛刀の時のあれ１回だった。
長谷部「ですから主…あいつに弱味を見せたら最後…」
翠「ああ…わかった。死なないように努力するさ」
長谷部「…分かりました。それでは、失礼いたしました」
長谷部はそのまま部屋を出て行った。
部屋には俺一人…。
翠「はぁぁあぁ…まじかよ」
さっき長谷部が言った言葉が何度も頭の中でリピートする。
“あいつは…自分を使うに相応しくない者に不幸をもたらす【妖刀】です”
“…あいつに弱味を見せたら最後…”
翠「…俺…明日生きてるかなぁ……」
翠「はっ！！」
生きてた←
朝起きて腕や足を動かす……よかった、ちゃんと俺の足くっついてる←
長谷部「主、朝ですよ…って、」
襖を開けた長谷部が目を見開いて固まった。
翠「ど、どうした！？」
長谷部「あ…あるじがっ…“あの”あるじがっ……一人で起きているッ！！！」←
翠「絞めんぞ」←
お前後で手合わせ部屋来いコラ←
翠「おーっす、皆おはよう！！」
あちこちから遅いと声が上がる、いやまじでごめんて。
『やっほ長谷部と翠。布団って言うのはあったかいんだね〜』
翠「ﾋﾞｸｯあ、あぁ…そうだな」
『ん？どーしたの？』
にっこり笑ったくろが直感的に怖いと感じた。
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聖カコ(プロフ) - 作者名、確かに響きがいいですね。この作品に癒やされてます。いつも更新感謝です。 (2019年4月23日 22時) (
レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - 素直じゃない長谷部可愛い。宝箱イベ、宝箱の鍵は出ても蔵の鍵が出ない・・・ (2019年4月10日 21時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
月下(プロフ) - 長谷部の小説少ないので嬉しいです！基本的に箱推しなので、みんなの分読みたいんですよね〜。更新頑張ってください！ (2019年4月4日 13時) (レス) id: 44bf1c6ca4 (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - 我、長谷部沼の住人なり・・・伽羅ちゃんも大好きですが。面白いです。更新頑張ってください！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
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