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”
夜、大先生の元からひっそりと抜け出し、グルッペンの元へとやってきていた
特に何をするわけでもなく、ソファーに腰を掛け、左右に動く時計の鐘を見ていた
gr「…ここに居ても面白いものなどないゾ？」
「……なんとなくきただけ」
gr「そうか」
グルッペンも特に気にせずペンを紙に滑らせていた
時計の金が動く音と執筆の音、そしてたまに大きなあくびが目立つ
眠いってわけでもなく、特に遊びたい気分でもない
……せっかくだし、ネックレス、聞こうかなぁ
「…グルッペン」
gr「ん？なんだ？」
「ネックレス、探してるひといなかった？」
gr「……ネックレス？」
グルッペンはペンを動かす手を止めて、こちらを見る
私の片目と同じような赤い瞳は、いつ見ても吸い込まれそうで宝石のように綺麗だった
「うん、今日ね、そとでひろったの」
gr「ほう……ネックレス、か…」
「……いない？」
服の中からネックレスを取り出し見せてみる
グルッペンはそれを目を細めて見つめながら必死に「うーん」と考えている
gr「…特に聞いていないな」
「んー……そっか、ありがと」
また服の中にネックレスを戻す
じゃあ誰のなんだろう……持ち主にかえしてあげたいなぁ…
再び、部屋には執筆の音が響く
私はフワフワで低反発の気持ちがいいソファーに体を沈めた
あ……ねっころがったらねむい…かも……
gr「…ここにはもう慣れてくれたか？」
「んー…？んー……たぶん慣れた……」
寝ぼけた頭ではこんなあやふやな答えしか出てこない
グルッペンは「もう眠いのだな」と悟った
gr「ここは面白いだろう？」
「…うん、みんなやさしい……」
gr「…気に入ってくれて嬉しいゾ」
グルッペンは嬉しそうに口角を上げた
しかしAはそれどころではない
眠気がもうそろそろ限界だ
「…ふぁぁあああ……」
gr「…随分と眠そうな声してるな」
「うぅん……ぐるっぺん……？」
gr「なんだ？」
うつらうつらとしながらも目を合わせ手をブランブランする
「…ここでねていい……？」
gr「…まぁ、いいゾ」
「……ぐるっぺん、こっち」
とろけた甘い声でグルッペンを呼び寄せる
グルッペンはペンを置くと言うとおりにソファーの隣に立った
「……ふへ、大好きぃ……」
少女はそう微笑んでから睡眠に入った
gr「……俺もだゾ、A」
彼は気持ちよさそうに眠る少女の頭を撫でて席に戻った
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ハサミ(プロフ) - かみぶくろさん» あー…そうですね……テスト期間終わってからにしますか…あ、もちろん入ったらコメント消しますよ！うん…てすとがんばゆぅ…（白目） (2021年8月19日 6時) (
レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ - あ、テスト期間終わってからにしましょうか？あと、念のためちゃっとに入れたら僕のコメント消してください！テスト頑張れぇ… (2021年8月19日 4時) (レス) id: 50a29b0d71 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜(プロフ) - ハサミさん» いやいや…俺もちょっと最近読んでてﾆﾁｬｧってしてますよぐふふ()こちらこそありがとうございますふへへ(？) (2021年8月18日 18時) (レス) id: 32b652fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
ハサミ(プロフ) - 魔夜さん» そんなぁ……！げへへ……（）いやもうありがとうございますね……（？） (2021年8月18日 17時) (レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜(プロフ) - ハサミさん» いやー…本当に面白過ぎるもんで…宣伝したい欲が湧き上がってしまった… (2021年8月18日 15時) (レス) id: 32b652fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハサミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/okjhgf/
作成日時：2021年6月27日 12時
